【ひと皿の歳時記~第69回】
神楽坂「東白庵かりべ」の「そばがき」
若きご主人苅部さんは柏の名店「竹やぶ」の阿部孝雄さんのもとで10年以上研鑽をつみ、六本木ヒルズの「竹やぶ」東京店の店長をつとめあげた後、神楽坂の横町を入った露地に「東白庵かりべ」を立ち上げて、もう何年も前に独立を果たしました。
いま、東京でそばがきをいただくのであれば「かりべ」にとどめをさすのではないでしょうか。「そばがき」はそば粉と水のみで作り出す、シンプル極まりない料理で「蕎麦掻き」と書くようにそば粉をかき混ぜるだけ。
それに対して、細くて長いそばは「そば切り」と呼ばれてきました。
「竹やぶ」の阿部さん直伝の、空気がいっぱい詰まった「そばがき」はまるでムースやスフレの口当たりです。新そばが年を越したちょうど今頃が「そば」が1年で最も美味しい季節です。
店舗情報
店名 | 東白庵かりべ |
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住所 | 東京都新宿区若宮町11-7 |
TEL | 03-6317-0951 |
営業時間 | 【平日】11:30~14:30(LO)/18:00~22:00時(LO) 【日・祝】11:30~21:00(LO) |
定休日 | 水曜日 |
URL | http://touhakuan.jp |