京都、三千院で有名な大原の里。今も素朴な山里の風景が残っています。ここに湧くのが弱アルカリ性の単純温泉、大原温泉です。大原は花折断層という活断層の西側に位置、1000m以上の地底から温泉が湧き出ています。泉温は30℃以下なので浴用に加熱していますが、湯量は豊富で、病後回復などにゆっくり療養したい湯です。湯上りの肌はつるつるで、清涼感があります。なんといっても大原に温泉があるということだけでも得した気分になります。
大原の冬の名物といえば、11月~3月までの期間限定のぼたん鍋。肥えた土地と山の幸に恵まれて育った猪肉は特製味噌で煮込むほど、旨みが増します。低脂肪・低カロリーさらにコラーゲンも多く、女性には嬉しい限りです。京都の街中でいただく料理とは異なる野趣あふれる味覚が楽しめます。大原では、毎週日曜日に「ふれあい朝市」が開かれています。九条葱や里芋、小かぶ、さらにこれからは春野菜が並ぶようになります(写真は「芹生」の露天風呂)。