蕎麦の味を最大限に引き出す食べ方のコツは、意外に簡単かもしれない。ポイントを書いてみよう。
1、早く食べること
2、薬味を使うなら大根おろしにすること(これは好みだが、お薦めは大根おろしである)
3、量を多く食べるときは、二枚に分け、時間差で味わうこと
食べ方にも技術があり、その采配によって折角のおいしい蕎麦の味を殺してしまったり、あるいは、何倍も楽しめたりする。
最後に、蕎麦湯をこくりと飲めば、また幸せな気分になれることだろう。
文・写真/片山虎之介
世界初の蕎麦専門のWebマガジン『蕎麦Web』(http://sobaweb.com/)編集長。蕎麦好きのカメラマンであり、ライター。伝統食文化研究家。著書に『真打ち登場! 霧下蕎麦』『正統の蕎麦屋』『不老長寿の ダッタン蕎麦』(小学館)、『ダッタン蕎麦百科』(柴田書店)、『蕎麦屋の常識・非常識』(朝日新聞出版)などがある。