築地本願寺の真裏にあって、まったく気づかれない、まさかの佇まいの飲食店。

民家を改造、ただし設備投資を可能な限りしない簡素極まりない店内です。

料理も「貝焼き」のみ、ひたすら様々な貝をガス火で丁寧に焼き上げ、何もつけないでそのまま潮の塩味で食べさせてくれます。

店主がいうには「店舗型流通業」だそうです。

魚市場が至近距離という利点を最大限に活かした料理で、味付けも飾りもあしらいも何もないので、バイ貝、つぶ貝、牡蠣、みる貝などすべての貝がそのものの味わい、口中に海のみが広がってゆく感じです。

玄関のガラス扉に「会員制」と「DinersClub」のプレートが張ってありますが、どなたでも食事することができます。

カードはダイナースが使えます。

本当に不思議な店です。