夏真っ盛りで、まだまだ寝苦しい熱帯夜が続いています。なんだか疲れが取れないと感じている人も多いのではないでしょうか。酷暑を乗り切るにはスタミナがついて、疲労回復に効果的な料理を食べるのも良い方法です。

なかでも豚肉にはビタミンB1など疲労回復に効果的な栄養分が豊富に含まれています。豚肉料理にもいろいろありますが、なかでも油で揚げる「とんかつ」はビタミンB1を確保しやすい調理法と言われています。

そこで、今回は『サライ.jp』で紹介した、全国各地にある美味しいとんかつの名店についての記事をご紹介します。お店の営業時間などのデータは変更になっている場合がありますので、各店へご確認のうえお出かけください。

■数種類の上質な銘柄豚が味わえる|とんかつマンジェ(大阪)

約25年前、住宅街に開店した当初は地元客のみだったものが、口コミで瞬く間に評判が広まり、気づけばグルメサイトで日本一の評価を得るほどになった人気店です。

扱うのは三重県の農業高校で育てられる「愛農ナチュラルポーク」といった一般には出回らない希少な豚肉など、全国の銘柄豚から数種類。それぞれに脂の入り方、肉質や旨味も違うそうです。おすすめは「セレクトセットA」で、ロースもヒレも味わえます。

グルメサイトで日本一の評価を得る名店|とんかつマンジェ(大阪)【極上の「とんかつ」】1

■力強い味を5種の調味料が引き立てる|紀尾井町 とんかつ・洋食ひとみ(東京)

数々のとんかつ有名店を起ち上げてきた日向准一さんが、集大成としてオープンさせたお店。とんかつと洋食を2本柱とし、高級感溢れる空間で食事を楽しむことができます。

味わえるのは、梅山豚などを掛け合わせた四元豚で、出荷頭数は1週間に3頭から4頭という希少種、茨城県岩瀬牧場の「長右衛門豚」。「香りがしっかりあり、味も濃いのが魅力」と日向さん。自家製のニンニク塩や芳醇なトリュフバターなど、5つの調味料がとんかつの旨味をさらに引き立てます。

大人に向けた贅沢な趣向を楽しむ|紀尾井町 とんかつ・洋食ひとみ(東京)【極上の「とんかつ」】3

■元バーテンダーが作る軽やかなひと皿|épais 北新地エペ(大阪)

もとは大阪・北新地でバーを経営していたという水谷麻里さんは、店で出していたかつサンドが評判になり、とんかつ専門店をオープン。お茶カテキンの入った飼料で育つ「茶美豚(ちゃーみーとん)」のほか、「TOKYO X(とうきょうエックス)」や「山形豚」など肉質や旨味の違う銘柄豚も選べます。

焦げ色がつきにくい低糖質のパン粉を付け、低温のラードで時間をかけて火を入れることで肉汁を閉じ込めています。酒を合わせながら、他の料理も一緒に楽しめる、前菜、かつ前、カレーなどが付く11品の「夜のコース」がおすすめ。

酒に合う“軽やかな”料理|épais 北新地エペ(大阪)【極上の「とんかつ」】5

■様々な部位を少しずつ堪能できる|銀座かつかみ(東京)

天ぷら店のような対面式のカウンター席で、コース仕立てのとんかつを楽しめるお店。とんかつは重くならないように、薄衣にしてサクサクの食感に仕上げています。肉の旨味が最大限に生きるよう、肉の筋切りはしていないそうで、溢れる肉汁を堪能できます。

コースには、ヒレ、赤身、ロースと、様々な部位が登場。揚げたての美味しい瞬間を逃さぬように少量ずつ提供されるため、最後まで飽きが来ずに味わえると人気です。

コースでとんかつを愉しむ|銀座かつかみ(東京)【極上の「とんかつ」】6

■老舗の看板を引き継ぐワインと合うとんかつ|洋食・ワインフリッツ(東京)

東京・赤坂にあった洋食の名店『フリッツ』でかつて働いていた、田苗見賢太さん。15年間『旬香亭』グループに在籍、3店舗目に配属されたのが『フリッツ』でした。「油やパン粉の奥深さに触れ、揚げ物の魅力に開眼しました」という田苗見さんが、とんかつを中心に、様々な種類の洋食を提供しています。

豚肉は茨城県の「美明豚」を使用。生パン粉は粗めの糖度が多いタイプで油はゴマ油とコーン油のブレンドを使い、軽やかな仕上がりを心掛けているそうです。とんかつをウスターソースで味わうなら果実味豊かな赤ワインを、濃いめのソースならスパイシーなやや重めの赤ワインと味わうのがおすすめです。

ワインがすすむサクサクの衣|洋食・ワインフリッツ(東京)【極上の「とんかつ」】7

■ワインや焼酎に合う洋食&とんかつが揃う|プチレストランないとう(京都)

もともと揚げもの料理の上質さは評判で、移転を機に持ち帰りメニューも含め、とんかつに力を入れるようなったお店です。昼はとんかつを主に、かつ重やカレーといった洋食メニュー、夜は天然鯛など海鮮、牛肉料理もあり、よりレストラン的なメニューに。

使用するのは、身質があっさりして甘い「養老豚」。生パン粉に食パンとバゲットを独自でブレンドしたパン粉を付け、白絞油(しらしめゆ)でじっくり揚げています。塩と芥子で肉そのものを味わうのも良いし、赤ワインとデミグラスを合わせた自家製ソースで、濃厚な洋食感を楽しむのもおすすめです。

ワインや焼酎で旨味が増す路地奥の名店|プチレストランないとう(京都)【極上の「とんかつ」】9

*  *  *

各店の自慢のとんかつで、酷暑と言われる今年の夏を乗り切りましょう。

 

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