梅の里で知られる南朝ゆかりの地でジビエ料理に舌鼓

賀名生(あのう)旧皇居 KANAU

「夕食のコースから。手前は鹿肉のロースト、奥は真鯵のカルパッチョ、賀名生の梅のソース、デザートはカラフルなスムージー。

約2万本の梅が咲く賀名生(あのう)梅林で知られる五條市西吉野町。賀名生は丹生川の下流沿いの谷で、延元元年(1336)、足利尊氏により京を追われた後醍醐天皇が吉野へ向かう途中に立ち寄った地である。天皇をもてなした堀家の邸宅はその後、後村上、長慶、後亀山天皇の皇居として南朝の歴史を刻んだ。29代当主の堀丈太さん(56歳)は次のように話す。

「3年前に重要文化財の母屋を改修してカフェレストランに、江戸時代の長屋門をホテルにしました。清流・丹生川のほとりで、快適な滞在ができると思います」

客室は2部屋あり、宿泊は基本的に一棟貸し。夜は満天の星が望めるという。夕食はカフェレストランでいただくイタリア料理。メインはジビエ料理で、五條地域の野山で育った鹿と猪を市内の施設で処理した高質の精肉を使う。

かつて賀名生は南朝統一を願い「かなう」と呼ばれていたという。隣接する歴史民俗資料館には堀家に伝わる宝物が展示。歴史の舞台だった里で一夜を過ごしてみたい。

ゆったりとした客室にはアップライトピアノがあり、自由に演奏できる。浴室、ミニキッチン付き。ペットも宿泊可能。

この地の郷土の藤原氏末裔で、堀家住宅(賀名生旧皇居跡)を管理する堀丈太さん。藁葺きの母屋と重厚な冠木門が重要文化財。

賀名生旧皇居 KANAU

南朝の皇居となった重要文化財の母屋。

五條市西吉野町賀名生1
電話:0747・32・0080 
チェックイン15時、同アウト10時
料金:1泊2食付き2名利用時ひとり2万8000円~ 1棟8名まで。

JR和歌山線五条駅から新宮行き奈良交通バスで約19分、賀名生和田北口下車後徒歩約1分。

撮影/大腰和則

※この記事は『サライ』2022年6月号より転載しました。

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