新着記事

日本の「クリスマス」のおかしな常識【世界が変わる異文化理解レッスン 基礎編34】

日本の「クリスマス」のおかしな常識とは?【世界が変わる異文化理解レッスン 基礎編34】

ゴルフで仕事がうまくいった人は6割! 会社員500名のゴルフ事情

【ビジネスの極意】「ライバル企業に転職する」と言った部長の話からわかること

【ビジネスの極意】「ライバル企業に転職する」と言った部長の話からわかること

巨大な名峰『立川談志山』登頂のためのガイドブック|『談志語辞典』

自分の欲望をカネで解決するのを、恥ずかしいこととしてやらないのが「江戸っ子の品」|弟子だからこそ知っている「談志のことば」

【車検ははなんでこんなに高い…?】半数以上の方が車検の内容をよく理解せずに受けていることが判明!?知らずに損をしている現状を打破するために見極めなければいけない事とは?

車検はなんでこんなに高い!? 知らないと損をする「車検」の中身

お母さんが1番大変だと感じる「朝ごはんの準備」どう乗り切っている?

ビル・エヴァンス&ジム・ホール『アンダーカレント』

音楽のキャッチボール「デュオ」演奏の楽しみ方【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道36】

人間関係が幸せの道すじ【人生のおさらいをするために――児童精神科医・佐々木正美さんからのメッセージ】

人間は人間関係の中でしか、自分の存在や価値を見出せない【人生のおさらいをするために――児童精神科医・佐々木正美さんからのメッセージ】

429人にアンケート調査!|子どもが医学部受験をしたことのある母親へ質問しました! 当時お子様のために何をしていましたか? 医学部受験のコツとは…!?

子どもが医学部受験をしたことのある母親429人に聞いた「医学部合格のコツ」

海苔の佃煮

【管理栄養士が教える減塩レシピ】新海苔の季節!旨味たっぷり海苔を使った佃煮&おかずレシピ

通販別冊『大人の逸品』最新号はこちら

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号(クリックで試し読み)

ピックアップ記事

  1. MAZDA CX-30は愛されるためにデザインされたとも言える。
  2. 鴨鍋
  3. 宝塚歌劇

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

サライ7月号付録「筋トレチューブ」トレーニング動画公開中!

催し物

写真集『スペイン 偉大なる午後』がニュープリントでよみがえる【奈良原一高のスペイン――約束の旅】

取材・文/池田充枝

1950年代後半、極限状態での生を見つめる<人間の土地>や<王国>などのシリーズによって、戦後日本の新しい写真表現を切り開いた奈良原一高(1931-)。

経済成長とオリンピックに日本が沸いていた1962年から65年、若き奈良原はそこから距離を置くように、ヨーロッパで自らの表現を問い直す旅に出ています。

帰国後、ふたつの写真集『ヨーロッパ・静止した時間』(1967年)、『スペイン 偉大なる午後』(1969年)が出版されましたが、『ヨーロッパ・静止した時間』が高い評価を得たのに対し、『スペイン 偉大なる午後』は今日に至るまで本格的に検証されませんでした。
しかし、幼いころからスペインへの憧れを抱いていた奈良原は、スペインへの旅を自ら「約束の旅」と名づけて、その道のりの痕跡として残された作品の数々を温めてきました。

奈良原一高《フィエスタ セビーリャまたはマラガ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-65年 (C)Ikko Narahara

奈良原一高《フィエスタ セビーリャまたはマラガ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-65年 (C)Ikko Narahara

このたび奈良原一高アーカイブス所蔵のニュープリントによって、奈良原一高のスペインを鮮やかによみがえらせた展覧会が開かれています。(2020年1月26日まで)

本展では、シリーズ<ヨーロッパ・静止した時間>から15点、<スペイン 偉大なる午後>から120点、計135点のモノクローム作品を展観します。

奈良原一高《偉大なる午後 コルドバ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-64年 (C)Ikko Narahara

奈良原一高《偉大なる午後 コルドバ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-64年 (C)Ikko Narahara

本展の見どころを、世田谷美術館の学芸員、塚田美紀さんにうかがいました。

「日本を離れ、自身の生き方や表現を模索した奈良原が最も深く心惹かれたのがスペインです。1965年、帰国後初の個展「スペイン 偉大なる午後」では300点もの作品を発表し、1969年には写真集も出版。しかし写真界が奈良原に期待していた作品イメージとあまりにも異なっていたためか、その後長らく、このシリーズは日の目を見ませんでした。写真集出版から50年の節目に、その魅力を再発見できるのが本展です。奈良原の旅の経験を追体験できるよう、写真集とはあえて異なる構成でお見せします。

奈良原一高《フィエスタ パンプローナ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-64年 (C)Ikko Narahara

奈良原一高《フィエスタ パンプローナ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-64年 (C)Ikko Narahara

 

奈良原一高《バヤ・コン・ディオス コルドバ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-64年 (C)Ikko Narahara

奈良原一高《バヤ・コン・ディオス コルドバ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-64年 (C)Ikko Narahara

第1章「祭り」は、奈良原とスペインとの出会いを決定づけた、北部パンプローナのサン・フェルミン祭が中心。南部アンダルシアでの祭りも含め、作品は生きる歓びを体現する若者たちへの共感に満ちています。第2章「町から村へ」は、各地でしたたかに生き抜く老若男女の姿をクローズアップ。第3章「闘牛」は、200回も立ち会ったという闘牛の写真から、奈良原が最もこだわった「舞い」のイメージに注目します。

奈良原一高《偉大なる午後 マラガ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-64年 (C)Ikko Narahara

奈良原一高《偉大なる午後 マラガ》<スペイン 偉大なる午後>より 1963-64年 (C)Ikko Narahara

同時期に撮影された対照的なシリーズ<ヨーロッパ・静止した時間>からも15点を紹介します。奈良原の表現の幅広さが感じられるでしょう。さらに、写真集『スペイン 偉大なる午後』のデザインを手がけたグラフィックデザイナーの勝井三雄(1931-2019)との、刺激的なコラボレーションも特集。60年代の写真とグラフィックの熱気を堪能できるはずです」

奈良原一高《塔 セゴビア》<ヨーロッパ・静止した時間>より1963-64年 (C)Ikko Narahara

奈良原一高《塔 セゴビア》<ヨーロッパ・静止した時間>より1963-64年 (C)Ikko Narahara

写真家のスペインへの憧憬と情念がほとばしる作品が並びます。ぜひ会場へ足をお運びください。

【開催要項】
奈良原一高のスペイン――約束の旅
会期:2019年11月23日(土・祝)~2020年1月26日(日)
会場:世田谷美術館 1階展示室
住所:東京都世田谷区砧公園1-2
電話番号:03・5777・8600(ハローダイヤル)
https://www.setagayaartmuseum.or.jp
開館時間:10時から18時まで(入場は17時30分まで)
休館日:月曜日(ただし1月13日は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)、1月14日(火)

取材・文/池田充枝

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 日本ではあまり知られていない本家本元のパエリアとは?
  2. 最終的に色付けをしてできあがり ユネスコの無形文化遺産、スペイン・バレンシアの「火祭り」|火祭り…
  3. コカ・コーラはスペインで生まれたという噂を探る
  4. カナリア諸島の真っ白な砂浜、真っ青な空……|地球のエネルギーを感…
  5. なぜスペインには「日本」という苗字の人々が存在するのか?
PAGE TOP