マネジメント課題解決のためのメディアプラットホーム「識学総研(https://souken.shikigaku.jp)」が、ビジネスの最前線の問題を解説するシリーズ。

管理部門は経過でしか管理・評価できないと考えている方は多いことでしょう。ですが、工夫をすると管理部門の部下を数字(結果)で管理・評価することができます。管理部門を結果で管理・評価する方法と、そもそも管理部門も数字で管理されないと、会社の経営自体がおかしくなってしまうということをお伝えしていきます。

管理と評価の関係~評価項目を検討する前に確認すべきこと

管理部門をどのように評価すべきかお悩みの会社はきっと多いことでしょう。私ども識学社にも、このテーマで多くのお問い合わせをいただきます。管理部門をどのように数字(結果)で評価するのか。営業などと異なり、定性的な経過項目でしか評価できないのではないか、などです。

しかし、ここで確認いただきたいのは、「評価は管理の延長線上にあるもの」であり、「管理していないものは評価できない」と考えてほしいことです。

多くのケースで、管理をおざなりにしている状態で、評価項目を検討していることがあります。

管理部門の管理について

管理が必要な理由は、成長・改善を促すことやエラーやミスを防止することなどが考えられます。なぜなら、もし管理がない状態であれば、現状維持や大きなミスを発見できないリスクがあるためです。内容によっては、管理部門の性質上、会社の経営を揺るがしてしまうようなエラーにも繋がることさえ起こりえます。よって、営業などとことなり、数字目標を設定しにくい管理部門だからといって、管理を放棄してはいけないのです。

管理部門を結果で管理・評価するために

すなわち、管理部門を数字(結果)で管理・評価するために、まず貴社の管理やマネジメントがどのように行われているかを確認する必要があるのです。

貴社の管理やマネジメントのレベルに応じて、段階的に数字(結果)による管理の方法のレベルを上げていくイメージです。なぜなら、繰り返しになりますが、管理できないものは評価できないからです。

最も簡単なのは、当たり前のルール遵守ができているかどうかを管理することです。この場合、ルール違反管理表などを作成して、週次などの決められたタームのミーティングによって、目標に対する結果がどうであったか、違反が何件あったか、どのように改善するか、来週はどのような状態になることを目標とするか、といったように「結果の完了」を行い、成長・改善のサイクルをマネジメントで仕組化していくのです。

次のレベルは、管理部門のタスクを棚卸して、すべてのタスクをポイント化して、一日や一週間の獲得ポイントで管理していくことです。効率が悪かったり、エラーがあれば、目標ポイントを獲得できないなどの仕組みになり、改善を促すことができます。

さらに上のレベルは、現状の仕組みに対する改善提案を求め、その承認数や効果を計測する手法があれば、高いレベルの管理が行えている状態になります。例えば、「〇〇を導入することにより、〇〇が〇〇円削減された」などです。

マネジメントの重要性

ここまでですでにお気づき頂けた読者の方も多いと思いますが、管理部門においても当然、マネジメントのあり方が重要になるということになります。

このレベル次第で、管理部門のメンバーの成長、組織のパフォーマンス、ひいては会社の経営にも関わってくるということになります。

まとめ

管理部門も数字(結果)で管理・評価することはできます。ただし、評価項目をどうすべきかお悩みの方は、まず自社の管理やマネジメントがどのようなレベルかを確認しましょう。

識学総研:https://souken.shikigaku.jp
株式会社識学:https://corp.shikigaku.jp/

 

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