【私のお気に入り~第105回】
京都の老舗料亭『下鴨茶寮』のちりめん山椒せんべい
「下鴨茶寮」(しもがもさりょう)といえば、創業安政3年(1856)という京都でも指折りの老舗料亭です。その「下鴨茶寮」から「料亭のあんぱん」とか「粉しょうゆ」とか、ユニークな商品が次々に世に出ています。
数年前、同店のオーナーに就いたのが、放送作家で脚本家の小山薫堂さん。その小山さんのアイデアから生まれた商品が、次々に評判を呼んでいるわけです。
今回紹介する「ちりめん山椒せんべい」は、一見すると軽い味わいの薄いせんべいですが、食べると、山椒のヒリリ感と、辛い薫りと、良質な国産ちりめんじゃこの上品な味わいが一体になって、静かに口中に広がってゆきます。
「ちりめん山椒」といえば、ちりめんじゃこと山椒を組み合わせた、お茶漬けに欠かせないものですが、これを「せんべい」仕立てにしてしまうところが、何とも面白い。東京には、唐辛子を塗りつけたせんべいがありますが、それを京風に仕立てたのが「ちりめん山椒せんべい」といったところでしょう。
「ちりめん山椒せんべい」は6枚入り(税込み648円~)と12枚入り(税込み1080円)があり、お店になかなか行けない方は下鴨茶寮のオンラインショップで購入することができます。
下鴨茶寮の公式サイトはこちら