写真・文/矢崎海里
夏野菜として代表的なとうもろこし。
最近はスーパーでも皮付きの生のとうもろこしが安く売られています。
旬のとうもろこしは、冷凍や缶詰より甘みも食感もよく、そのままでも、グリルで焼いて焼きとうもろこしもいいですね。
今回は、レンジで簡単に火を通すとうもろこしの調理法と、減塩レシピをご紹介します。
基本のとうもろこしの蒸し方
基本のとうもろこしの蒸し方をご紹介します。
とうもろこしは鍋で茹でる方も多いかと思いますが、洗ってレンジで加熱するだけで、簡単にとうもろこしが味わえます。
実がしわしわになってしまうことも、栄養が茹で水に流れてしまうこともありません。
まず、とうもろこしを洗い、濡れたままラップでぴっちり包みます。
そのまま600Wの電子レンジで4分加熱し、冷めるまで放置します。
すぐに食べない場合は、冷蔵庫で保管しましょう。
そのまま食べる場合、手で簡単に折ることができるので、小腹が空いたときや、お弁当などにも活用できます。
実だけを取り出し料理に活用する場合、写真のようにとうもろこしを立て、包丁でそいでいきます。
手でほぐす方法もありますが、こちらは手早くできるのでおすすめです。
これから紹介する2品は、包丁でそいで取り出した実を使って調理をしています。
とうもろこしの海苔チーズホットサンド
【材料】(1人分)
食パン10枚切り 2枚
とうもろこし 1/2本
バター(無塩) 5g
韓国海苔 2枚
とろけるチーズ 10g
【作り方】
1.とうもろこしは上記の方法で蒸し、実を取り出す。
2.食パン両面にバターを塗る。
3.片面に韓国海苔を1枚のせる。
4.とうもろこしの実をのせる。
5.その上にチーズをのせる。
6.チーズの上に韓国海苔をのせ、もう一方の食パンをのせたら全体を押さえる。
7.フライパンまたはホットサンドメーカーで焼いていく。フライパンで焼く場合、重し(肉押さえや一回り小さいフライパン)をのせて焼くとプレスされる。
もちろんトースターや重しなしでも可能。
8.両面軽く焦げ目が付いたら完成。
韓国海苔とチーズの塩気、とうもろこしの甘みがぴったりのホットサンドです。
旬のとうもろこしは甘みも強く、食感もよいので噛むたびにプチプチと楽しめます。
食塩相当量:1.1g
とうもろこしのすり流し
【材料】(1人分)
とうもろこし 1/2本
だし汁 100cc
醤油 小さじ1
【作り方】
1.とうもろこしは上記の方法で蒸し、実を取り出す。
2.ミキサーにとうもろこし・だし汁・醤油を入れ、ミキサーにかける。
3.冷蔵庫で冷やしたら完成。
とうもろこしを使った汁物、といえばコーンスープを思い浮かべる方が多いかと思いますが、今回紹介したレシピは食材をだしで伸ばしてすまし汁仕立てにした「すり流し」という料理です。
だし汁と醤油だけのシンプルな味付けが、とうもろこしの甘みを引き立てる上品な一品です。
コーンスープ同様、少しとうもろこしの実を入れても、食感を楽しむことができます。
食塩相当量:0.9g
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食物繊維を豊富に含むとうもろこし。
食欲がない日は、主食と置き換えながら、栄養をしっかり摂るのもよいですね。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。