11月から旬を迎えるゆずは、今の時期スーパーでも気軽に手に入る食材です。
爽やかな香りは食欲をそそり、酸味と合わせて減塩の手助けをしてくれます。
青ゆずを使って作るゆず胡椒も、調味料として人気ですね。
今回はゆずを使った定番メニュー、この時期大活躍の鍋とから揚げのレシピをご紹介します。
ゆずの香りを生かす調理ポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ゆず風味のポン酢から揚げ
【材料】(1人分)
鶏もも肉 150g
★ゆず 1/2個
★ポン酢 小さじ2
★すりおろし生姜 小さじ1/2
★すりおろしにんにく 小さじ1/2
★酒 小さじ1
薄力粉 大さじ1
片栗粉 大さじ1
揚げ油 適量
【作り方】
1.鶏肉は食べやすい大きさに切る。
2.ゆずは皮をすりおろし、果汁を搾り★の調味料と混ぜる。
3.ビニール袋に1、2を入れ、揉み込み、冷蔵庫で1時間以上漬ける。
4.3に薄力粉、小麦粉をまぶし、170度の揚げ油で揚げる。
5.火が通ったら油を切り、うつわに盛り完成。
みんな大好き定番料理、から揚げもゆずでさっぱりと。
定番の生姜・にんにくに加え、醤油より塩分の低いポン酢を使うことで減塩になります。
から揚げの衣は小麦粉と片栗粉、1:1で混ぜ合わせるのがおすすめです。
時間が経ってもおいしくジューシーに仕上がります。
そのほか米粉を衣に使うと油の吸収を抑えカラッと仕上がり、コーンスターチを使うと軽やかな食感になります。
今回はゆずの皮をすりおろし、果汁も一緒に漬けましたが、食べる前に再度果汁を搾ることでよりゆずの風味を感じることができます。
ゆずに含まれる酸味成分、クエン酸は疲労感を軽減させる効果があると言われています。
また酸味で唾液や胃液の分泌を促進し、食欲アップにも繋がりますよ。
食塩相当量:1.3g
ゆずと生姜の塩麹鍋
【材料】(1人分)
豚ロース肉 80g
長葱 1/2本
白菜 80g
絹豆腐 1/3丁
生姜 20g
塩麹 小さじ1
めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1
水 100cc
ゆず 1/2個
大葉 2枚
【作り方】
1.長葱は斜め切りに、白菜・豆腐は食べやすい幅に切る。ゆずは輪切りにする。
2.生姜をすりおろし、水、めんつゆと一緒に鍋に入れる。
3.1の具材を入れ、中火にかける。
4.野菜が柔らかくなったら豚肉を入れる。
5.豚肉に火が通ったら塩麹を入れる。
6.ゆずをのせ、火を止める。大葉をトッピングし、完成。
塩麹のコクとほのかな甘みがポイントの、生姜が効いた体温まるメニューです。
風味よく仕上げるため生姜はチューブではなく生のものをすりおろし、ゆずは最後に加え火を通しすぎないのがポイントです。
最後にごはんを入れて、雑炊にして食べるのもおすすめ。
お好みでゆず胡椒を添えてもおいしく食べられます。
塩気と辛味が強いので、少量ずつ上手に使いましょう。
食塩相当量:1.3g
* * *
生のゆずが手に入るのはこの時期だけ。
見かけたら手に取ってみて下さいね。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。