マレーシアのランカウイ島は、首都クアラルンプールから飛行機で約1時間。自然に囲まれる別天地です。その魅力を2回に分けてご紹介します。

ランカウイ島へのアクセスと、2つのおすすめホテルをご紹介した前編に続き、今回はランカウイ島に行くなら必ず訪れたい絶景スポットと、気になる食事情についてご紹介します。

■1:「マングローブカヤックツアー」

マングローブカヤックツアー

ランカウイ島ではマハティール元首相の取り組みによって開発の制限をしているため、手つかずの自然が豊富です。アクティビティ型の旅を楽しみたい方にぜひ体験してほしいのが、マングローブカヤックツアー。日本人ガイドのタカさんが運営する「ランカウイ倶楽部」は英語が苦手な方にもオススメです。

2人乗りのカヤックでマングローブジャングルを冒険する「カヤックDeジャングル」は、島に生息する野生の動物や植物を観察して学びながら、大自然を全身で体感できる人気のプログラムです。 カヤック体験はハードなアクティビティではないため、ご夫婦一緒にゆっくりとオールを漕ぎながら大自然を体感することができます。

 

陽が傾きかけた頃船着き場に戻ると、ダイニングにはマレー料理の数々が用意されています。ここでディナータイムです。

初対面のツアー参加者同士でも、共に冒険を終えた後には会話も弾みます。そして帰路につく頃には全身の程よい疲れと共に、無数の星が輝く夜空、無数の夜光虫が光を放つ静かな水面を眺めていると、子供の頃の懐かしさと共に言葉にならぬ充足感を感じることでしょう。

【ランカウイ倶楽部】
 http://langkawiclub.com

■2:「断崖ケーブルカーとスカイブリッジ」

ケーブルカーでスカイブリッジへ

カヤックに続いては、スリルと共に大自然を全身で体感できる「スカイブリッジ」へ。ランカウイ島の西部、マットチンチャン山に掛かる橋です。

この橋を渡るには、山の麓のテーマパーク「オリエンタルビレッジ」からケーブルカーに乗り込み、最高42度という勾配の断崖を登って行きます。数台に一台用意された全面スケルトンのケーブルカーはスリル満点で観光客に大人気。乗り込むとその高さに驚きますが、海と山とを一望できる絶景を楽しむことができます。

スケルトンケーブルカーの足元

スカイブリッジは海抜70m、長さ125mの吊橋。風が強い日は揺れるので、ちょっとしたスリルも味わえます。天気のいい日にはタイやインドネシアを遠方に臨み、点在する島々と空と海の青のグラデーションを眺めることができます。

パノラマ空中散歩が楽しめる

スカイブリッジからの眺め

【スカイブリッジの断崖ケーブルカー】 
http://www.panoramalangkawi.com

■3:「サンセットディナークルーズ」

最後にご紹介するのは、「アクティビティもスリルもちょっと苦手」という方にお勧めの「クリスタルヨットホリデーズ」のサンセットディナークルーズ。島南部のアワジェッティーからセイリングヨットで出航し、南部沿岸の島々の間に沈む美しい夕陽を眺めながら食事とドリンクを楽しめます。

実はこのクルーズにもちょっとしたアクティビティが用意されていて、ヨットから降ろした大型ネットに寝そべって海を進んでいく自然ジャグジーが人気。ドリンク片手に海水のジャグジーを楽しみながらのサンセット鑑賞は、忘れられない思い出の一つになるでしょう。体験ご希望の方は是非水着のご用意を。

自然ジャグジー

船上のディナークルーズでは、アルコールを含むドリンクは飲み放題、そしてビュッフェスタイルでマレー料理が並び、船上ではバーベキュースタイルでサテーが焼かれます。美しい眺めに美味しいお酒とお料理、そしてフレンドリーな船上スタッフ。

乗船客は各国から集まっていてグローバル。 お一人でもご友人とでも、もちろんご家族でもぜひとも参加したいツアーです。

船上バーベキュー

サンセットディナークルーズ】
https://www.crystalyacht.com/cruises

■ランカウイの食事情

多民族国家のマレーシアではマレー料理の他、中華やインド料理など様々な食事が楽しめることでも有名ですが、ここランカウイはタイの国境近くということもありタイ料理のレストランも豊富です。マレーシアの都市部よりも少し辛い料理が多いのもそのためでしょう。

もちろん辛いものだけではなく、シーフードやチキン、野菜をふんだんに使い、 コナッツ、唐辛子、レモングラス、タマリンド、ターメリック等、スパイスをたっぷり使っていて、 日本人の私たちにもとても親しみやすい料理です。

代表的な料理にナシレマ、サテー、フィッシュカレー、ラクサなど、最近は日本でも食べることができるものも増えてきました。またデザートとしてドラゴンフルーツやマンゴーなどが出されるほか、とてもカラフルでモチモチとして日本の「ういろう」に似た食感のスウィーツ「クエ」は幾つでも食べてしまいそうです。

サテー

ナシレマ

ラクサ

ういろうのような食感のラピス・パンダン

■ランカウイのお土産事情

最後にランカウイのお土産についてご紹介しましょう。

前出の通り、ランカウイ島内は免税の島。クアラルンプールに戻る前に、ぜひお土産も調達しておきたいところです。

まずはマレーシア全土でもお土産として今人気急上昇なのが「なまこ石鹸」。なまこ自体の再生能力に注目し、これを乾燥させて煮出した成分を配合した石鹸は、保湿成分に優れ、最近では美容アイテムとしてとても注目されています。

現地の特産品であるバティックに包まれた商品も見た目が可愛いので、女性向けのお土産としても人気です。

なまこ石鹸

続いてご紹介するのが「fipper」のビーチサンダル。マレーシア発のブランドで、タイの良質な天然ゴムを使用したこのビーチサンダルは吸い付くような履き心地がとても快適です。

またサイズ、カラーバリエーションも豊富で、現地で買えば日本円で1足650円程度となんともリーズナブル。 現地で快適に過ごすためにご自分に一足、そしてご家族それぞれにもセレクトしたカラーバリエーションでお土産にいかがでしょうか?

ビーチサンダル

そして最後にここ数年マレーシアのお土産の中でも人気が高いのが 、マレーシア産「TANAMERA(タナメラ)」のスパ製品。

ハーブや薬草を使った伝統的な美容方法に基づいたオーガニック美容商品のラインナップは、ボディやフェイス、 男性から子供向けまで幅広く 、国内のスパの多くが使用しているほど人気です。島を出てしまうと税金がかかるので、ぜひ島内で購入しましょう。

TANAMERAのスパ製品

以上、マレーシアのランカウイ島の魅力について2回にわたってご紹介しました。

アクティビティを楽しむもよし、のんびりと海を眺めるのもよし、未開の自然の楽しみ方はそれぞれ。ご家族やご友人たちと様々なスタイルの旅を楽しめるのが、ランカウイ島の魅力なのです。

写真・文/yOU(河﨑夕子)
www.youk-photo.com

 

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