遺跡のようなウブドのホテルへ
ホテルの送迎ワゴンに乗り込むと、繁華街のデンパサールを通り、一路、山の上の街、ウブドへ。その中心街から4kmほど離れた『ロイヤル・ピタ・マハ』というホテルへ向かいます。渓谷沿いにコテージが点在する高級リゾート・ホテルで、敷地のなかに滝や川が流れ、まるでひとつの村のよう。星空の明かりを頼りに部屋に案内してもらったのですが、美しい彫刻がほどこされた石造りの玄関を見て、思わず立ち止まってしまいました。
魔物を寄せ付けないように…でしょうか? 彫られた神様や動物は口をあけて歯を見せています。恐る恐る足を踏み入れると、竹で組まれた天井に天蓋付きのキングサイズのベッドが中央に置かれていました。普段、日本の狭い部屋で暮らしているので、なかなか落ち着きません。これから4日間を過ごす遺跡のようなお部屋、慣れることができるでしょうか?
次回は、バリの大晦日に当たる日に開催される、たくさんの悪魔のハリボテが集まるユニークな「オゴオゴ祭り」をご紹介します。