旅行

【旅のエキスパートと安心・安全で充実の旅へ】添乗員同行海外ツアーの魅力とは

2025/12/9

JTBの舘野一葉（たての・かずは）さん。カナディアンロッキー（写真）周遊ツアーでは、カナダ・バンフを拠点に、ルイーズ湖やモレーン湖、ヨーホー国立公園なども周遊する。

安心・安全で、質の高い旅を叶える、添乗員同行海外ツアーが再注目されている。旅行会社JTBの、海外ツアーで添乗員を務める舘野一葉さんがその魅力を語る。

☆☆☆

休日になると、自然の中を歩きたくなります。緑の中を進むと、土の匂いや木々のざわめきに包まれて、心がすっと軽くなるのです。そんな時間が好きで、添乗員としての仕事でもハイキングツアーを担当することが多くなりました。

これまで数えきれないほどの旅を担当してきましたが、とりわけカナダのハイキングは、私にとって特別なフィールドです。先月もカナディアンロッキーへ添乗しました。氷河湖の湖面が陽にきらめき、空を映す青さにただ立ち尽くすお客様。その隣で、私も同じように見とれてしまい、ふと笑い合う。そんな瞬間が、旅の中で何よりうれしいものです。

海外で歩く魅力は、何といっても自然のスケールの大きさとその多様さに触れられること。見渡す限りの山並み、足もとに広がる野の花、風に揺れる針葉樹の森。歩くたびに新しい景色が広がっていきます。日本の山歩きに慣れている方も、その雄大さに思わず息をのむことでしょう。標高差や気候の違いも含めて、山の個性に触れるのはまさに登山者の醍醐味です。

とはいえ、「体力が心配」「装備は何を持てば？」と不安になるのも自然なこと。そんな時は、どうぞ気軽に私たち添乗員へご相談ください。リモートや対面でご相談いただける窓口があり、経験をもとにツアー選びのお手伝いや出発前の不安を解消させていただきます。

さらに、私たちの旅情報発信Webサイト「旅なかま」では、旅や自然をはじめ、さまざまなテーマで多数のコラムを掲載しています。現地での小さな出来事や、歩きながら出会った景色など、ちょっとした旅の余韻を感じていただけるはずです。もし、少しだけ日常を離れてみたくなったら、山の中へ出かけてみませんか？　風の匂い、木々のざわめき、そして歩いた先にある景色が、きっと心を整えてくれるはずです。そんなひとときをご一緒できることを楽しみにしています。（談）