新着記事

死亡率は1割ほど 「10数えてズドン!」は大間違い。アメリカのリアルな「決闘」ルールとは? 隣り合っていながら絶対に負けられない「犬猿県」の終わりなき戦い 静岡vs山梨、千葉vs埼玉|絶対に負けられない「犬猿県」の終わりなき戦い 山本益博|「江戸前」の握り鮨は、「まぐろ」がないと始まらない。【食いしん坊の作法 第13回】 快適に過ごせる靴との出会い 実践!正しい靴の履き方講座【快適に過ごせる靴との出会い vol.1】 家の中の危険をチェック! ほとんどの事故は家庭内で起きている 家の中の危険をチェック!高齢者事故の8割は家庭内で起きている サライ世代に聞いた「読み直したい古典」ランキング パワハラ上司、クラッシャー上司のトリセツ 【ビジネスの極意】パワハラ上司、クラッシャー上司のトリセツ 知っておきたい賢い支出の見直し方 生命保険料、NHKの受信料|賢い支出の見直し方 新幹線大爆破 世界に誇れるパニック映画 『新幹線大爆破』【面白すぎる日本映画 第24回】 JR北海道全線踏破10日間の旅 10日目・最終日《苫小牧から様似(えりも岬)・その2》【実録・JR北海道全線踏破10日間の旅】

サライ本誌最新号

ピックアップ記事

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

全国の美味がお取り寄せいただけます

旅行

バーデン・バイ・ウィーン|ベートーヴェンも癒されたウィーン郊外の温泉地【魅惑の温泉案内vol.105】

取材・文/関屋淳子

オーストリアの首都ウィーン。ここから遠足気分で出かけられる温泉地があります。古くから温泉保養地として名を馳せた、バーデン・バイ・ウィーン(以下、バーデン)です。

バーデンはウィーンから南へ約26㎞、ウィーン中心部から路面電車で約1時間の距離にあります。電車はバーデン行きですので終点で下車すればいいという、わかりやすいアクセスです。バーデン周辺にはワイナリーもあり、車窓からはブドウ畑が広がる長閑な景色も楽しめます。

バーデンは13世紀後半には温泉があったことが知られ、19世紀にはハプスブルク家の夏の離宮が置かれて、貴族や芸術家が訪れ、温泉保養が盛んでした。

街中にあったレリーフ

大作曲家・ベートーヴェンもバーデンに定期的に保養に訪れ、1821年~23年に暮らした家が「ベートーヴェン・ハウス」として博物館となっています。ベートーヴェンは難聴の恐怖と闘いながら、この地で交響曲第9番の大部分を作曲しました。

ベートーヴェン・ハウス

また、バーデンの街並みは19世紀前半に流行したビーダーマイヤー様式の建物(清楚な中にも優雅な趣がある住宅)などが多く残ります。街全体が洒落た心地よい雰囲気で、歩くだけでも楽しめます。

バーデンの街並み

さて、目指す温泉は街の一角にある施設「レーマー・テルメ」です。敷地内には温泉とプール、サウナ、フィットネスセンターなどがあり、温泉とプールは3時間の利用が基本です。

入り口で料金を払うとリストバンドが渡され、現金を使わずに施設内での飲食などの清算を管理してくれます。更衣室は男女共用。清潔でロッカーも多く、広いので人目は気になりませんでしたが、個室の着替えスペースも用意されていました。

レーマー・テルメ

ガラス張りの天井の下、明るい室内プールは広々としたスペース。子どもたちが遊べる流れるプールや本格的な競泳プールなどに分かれています。

そしてお目当ての温泉は屋外にありました。泉温が34~36度の温泉プール。ただし取材日は気温が30度超えの大晴天。泉温はもっと熱くなっていたかもしれません。

日光浴をしながら温泉プールに浸かり、プールで泳ぐを繰り返す人々で大賑わい。もうひとつ水温の低い屋外プールがありましたが、こちらは温泉ではないようです。

室内プール

温泉プール

温泉の泉質は硫黄泉です。男性の口を模ったオブジェから流れる源泉は、しっかりと硫黄のにおいがします。本当はこちらに入りたい!と思うのですが、それはできず(あくまでもオブジェなので)手を浸けるのがせいぜいでした。

レーマー・テルメの源泉

バーデンでは約1000m地下から36度の温泉が湧き出し、源泉は15か所あるとのこと。イエローゴールドの湯はリウマチや疲労回復に効果があります。温泉プールで体をほぐし、プールで泳いでリフレッシュ、そんなヨーロッパらしい温泉文化を楽しんできました。

取材・文/関屋淳子
桜と酒をこよなく愛する虎党。著書に『和歌・歌枕で巡る日本の景勝地』(ピエ・ブックス)、『ニッポンの産業遺産』(エイ出版)ほか。旅情報発信サイト「旅恋どっとこむ」(http://www.tabikoi.com)代表。

「魅惑の温泉案内」過去記事リストを見る

onsenbanner100300

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. コカ・コーラはスペインで生まれたという噂を探る
  2. ウィーン、ブタペスト、プラハ|麗しき中欧諸国の「オペラハウス」巡…
  3. EUで最も傾斜のきつい標準軌鉄道「エルツベルク鉄道」(オーストリ…
  4. 知ればもっと楽しめる!マカオ旅行の前に知っておくべき歴史背景まと…
  5. サライ編集長が行ってみた!マカオ歴史&美味紀行【後編】
PAGE TOP