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川場温泉|古民家の風情を満喫できる田園の日帰り温泉【魅惑の温泉案内vol.102】

取材・文/関屋淳子

群馬県利根郡川場村は、沼田市やみなかみ町に隣接する、豊かな自然と田園が広がる長閑な地です。村には4つの温泉があり、そのひとつが、平安時代の僧・弘法大師が発見したと伝えられる川場温泉です。

今回はそんな川場温泉から、日帰りで温泉を楽しめる『かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵(ゆとりあん)』をご紹介します。

露天風呂

正面に長屋門が聳えるこの宿、敷地はなんと約2万平方メートルもあり、本陣・本館・別館と分かれています。茅葺屋根の古民家を移築し、どこか懐かしく、風格がある非日常の空間が広がっています。

ちなみに客室は広大な敷地にわずか18室。客室が点在するため、移動はセンサー誘導で安全な自動運転の電動カートという、最新技術も備わっています。ボタンひとつで動くのにはびっくりです。

さらに高台にある別館へはモノレールが敷設され、標高641mの展望台もある、という驚きのお宿なのです(昼食付き入浴客向けの見学ツアーあり)。展望台からは日本の原風景のような景色が見渡せます。

長屋門

日帰り利用は本陣にある「武尊(ほたか)の湯」で、2本の源泉から豊富な湯が湧き出ています。泉質はアルカリ性単純温泉で、pH値は9.2。滑らかな肌を作るいわゆる美肌の湯で、肌に心地よくぬるりとした感触です。

源泉温度は39度前後なので、ちょっとぬるめの源泉浴槽と、加温をした浴槽、露天風呂もあり、何度も出たり入ったりを繰り返し、心身ともにキレイになった気分!

美肌の湯は入浴後すぐに保湿剤を塗ることで、潤いがキープされます。

大浴場。左側が源泉浴槽

「武尊の湯」の前には古民具ギャラリー「時代もの展示処」があり、約670点の古民具や古美術を展示しています。その所蔵品は多岐にわたり、櫛やかんざし、根付、陶磁器、浮世絵など。丹念に見ていくと、大切に使われてきた道具ひとつひとつに、日本の美意識が宿っていることを感じます。

古民具ギャラリー

『かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵』
群馬県利根郡川場村川場湯原451-1
電話:0278-50-1500
FAX:0278-50-1100
アクセス:JR沼田駅より車で20分(無料送迎バス有り)/JR上毛高原駅より車で45分(無料送迎バス有り)
日帰り入浴:10時30分~20時 大人1000円、3歳~小学生500円 昼食付きセット3000円~
http://kawaba-yutorian.jp/

取材・文/関屋淳子
桜と酒をこよなく愛する虎党。著書に『和歌・歌枕で巡る日本の景勝地』(ピエ・ブックス)、『ニッポンの産業遺産』(エイ出版)ほか。旅情報発信サイト「旅恋どっとこむ」(http://www.tabikoi.com)代表。

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