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旅行

知られざる日光最高の聖地!神秘の島「上野島」を訪ねてみた【にっぽん穴場紀行4】

文・写真/佐竹敦

一般的にはその存在をまったく知られていませんが、実は中禅寺湖には湖の中に「上野島」(こうずけしま)という離れ小島があります。

上野島は中禅寺湖の南岸近くにありますが、南岸沿いには車道がないため、上野島を近くで見ることすらも容易ではありません。中禅寺湖を訪ねたことがある方でも上野島のことは気付かなかった、あるいは気にも止めなかったという方が大半だと思われます。

ところが、ほとんどないに等しい知名度とは裏腹に、この上野島こそが日光最高の聖域の一つであるとささやかれています。なぜならば上野島には、日光開山の祖である勝道上人と、日光中興の祖である天海僧正のものとされるお墓が存在しているとされているからです。(ちなみに天海は、かの徳川家康の政治的ブレーンとして活躍し、東照宮の造営にも尽力した人物です。)

しかしながら上野島は湖の中に浮かぶ離れ小島なので船で行くしか手段がありません。でもこの上野島に立ち寄る遊覧船などは存在していません。では現在では、上野島に上陸することは不可能なのでしょうか?

実はこの上野島は岸からわずかに100m程度離れたところにあり、中禅寺湖の水位が下がった時には陸続きとなるのです!

では実際に上野島を訪ねてみましょう! 私が訪ねた時は完全に陸続きとなっていたわけではありませんでしたが、問題なく上野島に渡ることができました。

上野島は円形の形をした小さな小さな島ですが、伝え聞いていた通り、島の中央部には勝道上人の首骨納塔と慈眼大師(天海僧正)の墓石が確かに存在していました。

左が勝道上人、右が天海の墓

左が天海、右が勝道上人の墓

上野島は聖域とされるだけあって、身の引き締まるようなただならぬ緊張感に包まれた、神秘的で幻想的な空間となっています。

左が天海、右が勝道上人の墓

手前が天海、奥が勝道上人の墓

以上、今回は全国有数の観光地としてその名を轟かせている日光にありながら、生半可な気持ちでは決して足を踏み入れることができない知られざる最高の聖地・聖域「上野島」の様子を紹介しました。

みなさんも日光を訪ねることがありましたら、中禅寺湖にある上野島を一目見て、日光の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。


文・写真/佐竹敦
日本全国の即身仏・一之宮・五重塔・三重塔・滝百選・棚田百選・国分寺跡をすべて訪ね歩いた一人旅の達人。テレビチャンピオン滝通選手権出場。主な著書に「この滝がすごい!」「日本の滝めぐり」等。テレビ東京の「厳選!いい宿ナビ」のコラム執筆、@nifty温泉の記事執筆等、ライターとしても各メディアで活躍中。

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