さて、嘉手川さんに、オススメの沖縄そば屋を3軒、挙げてもらいました。
まずは1軒目です。製造基準を守った麺に、豚だしと鰹だしの旨みがマッチしたスープ。まさに、これこそ“沖縄そばの王道”といいたくなるのが沖縄本島南部、南城市にある『そば処 玉家 本店』です。
「麺は弾力があり、モチッとした歯ごたえの『亀浜製麺所』の細麺を使用しています。この麺の味わいを最大限に活かしたスープはだし骨と鰹節を使い、じっくりと時間をかけアクと脂を徹底的に取り除いているので、透明ですっきりした味わいです」
嘉手川さんによると、麺は細めながら弾力があるので、鰹節などの魚介だしでしっかり取ったスープと相性がいいそうです。
沖縄そばは三枚肉(バラ肉)が基本ですが、この店のソーキ(あばら肉)は12時間かけて煮込んでいて脂っぽさがありません。
この店自慢のソーキも味わいたいと、ミックスを食べてみました。確かに、麺にはコシがあり、スープは鰹節のよい香りがします。麺とスープのバランスがよく、全体の印象としてはコクがありながら、ややあっさりしています。
客層は観光客よりも地元の方が多く、きっとウチナーンチュ(沖縄の人)に愛される味なのでしょう。
【そば処 玉家 本店】
住所/沖縄県南城市大里古堅913−1
電話/098-944-6886
営業時間/10:45〜18:00
定休日/1月1日〜4日、旧盆の最終日
https://www.tamaya-soba.jp
続いて2軒目をご紹介します。