全米一歴史のあるダーセル15世のキャバレー

写真で埋め尽くされた「ダーセル15世ショープレイス」の壁

2021年に55周年を迎えた「ダーセル15世ショープレイス」は、全米で最も長く営業を続けているドラァグショーが売りのキャバレー。

このキャバレーのステージでは、毎晩、厚化粧にカツラ、キラキラした衣装をまとったドラァグクィーンたちが、ラスベガススタイルの豪華絢爛・爆笑ドラァグショーを提供。コロナ禍においても、屋内での営業許可が下りるといち早く営業を再開しました。

世界中から集まる観客の目当ては、やはり「レジェンド」ダーセル。90歳を超えた今も、週に6度のステージで歌い、踊り、毒のあるジョークを連発し、観客を沸かせます。

ダーセルの存在感は凄まじく、ステージへと並ぶ観客が手にしたお札には、ショーガールへのチップというより、レジェンドへの賞賛、不老長寿にあやかるためのお賽銭といった様相を帯びているように感じます。

90歳で現役を保つ元気の秘訣

ダーセルと仲間たち(写真提供:Darcelle XV)

コロナ禍の最中、特にシニアの多くが引きこもる中、ステージを続ける動機について伺うと、「ショービジネスが大好きだし、観客の前に立つことが好きだから!」と明快な答えが返ってきました。

また、ダーセルに扮することの魅力を聞くと「好き勝手なことを言える」とにんまり。

ダーセルのステージ(Photo by Rika Higashi)

ショーの後、ダーセルに「きれいね! 私もあなたみたいになりたいわ」という感想を伝えてくれる女性の観客がたくさんいるそうですが、そんな時、ダーセルはいつも「じゃあ、なりなさいよ! トライしなさい!」と答えるそうです。その理由は、「人生は一度きり。自分が幸せじゃないって感じていたら、そこから動き出さないと。ハッピーなら、90歳でも95歳でも現役でいられるのよ!」

女装を始めた当初は、派手な格好で爆弾発言を連発するダーセルは、敬遠されたり、珍獣扱いされることもありましたが、根気よく人前に立ち続けてきたことで、ポートランド市民に受け入れられ、また愛される存在となりました。

様々な葛藤を乗り越え、自分らしく元気に生きるダーセル。

みなさんも自由に好きなことを言って、自分らしく幸せに毎日を歩めるといいですね。

The Darcelle XV Showplace: https://www.darcellexv.com/
住所:208 NW 3rd Ave, Portland, OR 97209

文・写真/東リカ (海外書き人クラブ/アメリカ在住ライター) 米国オレゴン州ポートランド在住。2014年12月に家族でブラジル・サンパウロから移住。現在はフリーランスとして、日本のメディアへの執筆やマーケティングリサーチを行なっている。海外書き人クラブ会員(https://www.kaigaikakibito.com/)。

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