
伝統的な小千谷縮の技法で作られたフラットシーツ。寝苦しい夜でも、エアコンの設定温度を数℃上げることができるほど放熱性に優れる。
江戸時代から上越地方で織られてきた麻織物「越後上布」は、冷涼感で定評のある麻生地。
小千谷縮は細かい皺を刻むことでさらなる通気性を加えた、夏素材の最高峰ともいうべき生地だ。

長繊維の麻ならではの光沢と丈夫さも特徴。生地の「シボ」はアイロンをかけない限り維持される。普通に干すだけでよい。
「緯糸の撚りを経糸より強くすることで、お湯に入れて手で揉み込んだ際に、シボと呼ばれる縦の流れの細かい皺が生まれます。シボが生じることで、生地は肌にべたつかず、放熱効果が高まります。アイロンさえかけなければ、シボは洗濯してもずっと保たれます」(布ギャラリー・水田育夫さん)

45℃ほどのお湯の中で緩急をつけて揉み込むと生地に皺が刻まれる。縮の品格を決める重要な作業だ。
小千谷の縮には、もうひとつ象徴的な作業がある。シボのついた生地を、晴れた日に雪の上に広げる雪晒しだ。日光と雪の反射光にさらすと、白い生地はより白く、染めた生地はより鮮やかになる。糸にも膨らみが出て優しくなる。水田さんは言う。
「小千谷の夏は意外に暑いのですが、このシーツの上に寝ると、ひんやり、さらりとしていてエアコンを使わなくても心地よく眠ることができます」

早春の晴天に行なわれる雪晒し。1日3〜4時間、2日ほどさらすと濁りが抜け、上品な生成りの白色に。
雪晒しは、今では小千谷でもめっきり見られなくなった伝統技術。その光景を思い浮かべながら寝ると、なお涼しく感じられることだろう。

戦後以降、行なわれなくなった雪晒しの風景。今では祭りなど特別な行事でしか見られない。
商品名/小千谷縮の雪晒しシーツ
メーカー名/水田
価 格(消費税8%込み)/52,500円
