手巻付自動巻パワーリザーブ腕時計「ノンカレ」

上から時計回りにアイボリー×グレージング濃紺クロコダイル、ネイビー×オイルマット濃紺クロコダイル、ピンク×ソメスソフトバーガンディ 

長年研鑽を積んだ時計職人が独立

精密機械産業が盛んな長野県の諏訪地方。風光明媚な土地柄も相まって“東洋のスイス”とも称されるこの地に、高品質な機械式腕時計を手がける「時計企画室コスタンテ」がある。創業者の清水新六氏は、かつて諏訪精工舎(現・セイコーエプソン)で活躍した熟練の時計職人だ。在社中はイタリアのジェノバやミラノ、香港などに駐在し、商品企画から製造、営業、アフターサービスまで、幅広い業務に従事。ひたすら時計と向き合い続けてきた。
「50歳を過ぎたころ、“ディテールまでこだわり抜いた、お客さまが本当に望む時計を作りたい”という想いが膨らみ、一念発起して退職し、コスタンテを設立しました。諏訪を拠点に選んだのは、時が経つにつれて失われつつある諏訪の時計づくりの技術や職人たちを、自分の生まれ故郷でもあるこの町に残したいと強く思ったからです」と、清水氏は熱を込めて語る。

“飽きのこない時計”を追求する

今や時計コレクターの中では知る人ぞ知る存在となった同社の看板ブランドが、「SPQR」だ。2000年に誕生し、“Superiore Precisione Qualita Riservato”(卓越した精緻さと品質を約束します)というイタリア語が由来のブランド名どおり、上質な国産腕時計を生み出し続けてきた。
「ブランドの指針は、流行に左右されないこと。あえて時代に乗り遅れることで普遍性を意識し、使い続けるほどに愛着の湧くデザインを追求しています」と、清水氏は語る。

さらに、国内での小ロット生産にこだわり、商品の隅々にまで情熱を注ぐ“丁寧なモノづくりの姿勢”を貫く。機械式腕時計は構造が複雑でパーツも多いため、ムーブメントの組み立ては分業が一般的だが、同社では長年諏訪精工舎で腕を磨いた時計技師・高田一郎氏が全工程をひとりで担っている。

職人の矜持と美意識が宿る銘品

今回紹介するのは文字盤に残りの駆動時間を示す「パワーリザーブインジケーター機能」を搭載した、端正な佇まいの手巻付自動巻腕時計。文字盤を覆う美しくクリアなサファイアガラスは、ひとつずつ手間をかけて厚手の素材から彫り出されたもの。さらに、ベルトには国内唯一の馬具メーカー「ソメスサドル」の上質な牛革や、高級感あふれるクロコダイルを採用している。
「機械式のメインテナンスは常時可能です。人生をともに歩むパートナーとして弊社の時計をできるだけ長くお使いいただけるよう誠心誠意対応します」

手巻付自動巻パワーリザーブ腕時計「ノンカレ」

清水氏のこだわりを詰め込んだ時計。ネイビーの文字盤とクロコダイルのベルトの組み合わせが高級感を醸す。

【今日の逸品】
手巻付自動巻パワーリザーブ腕時計「ノンカレ」

SPQR
66,000円(消費税込み)

 

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