昭和4年(1929)に、鉄道大臣より「鉄道時計」に指定されたのが、精工舎製の19型手巻き懐中時計である。視認性がよい手のひらサイズで、途中、ムーブメントが手巻きからクオーツに変更されたが、シンプルこの上ないデザインが90年以上継承されている。
今も多くの列車の運転台には、鉄道時計を設置するポケットが設けられ、個々の運転士の時計がはめ込まれる。日本の鉄道は世界一正確といわれる。そんな運行を可能にした鉄道時計を、愛用品のひとつに加えていただきたい。
【今日の逸品】
セイコー 鉄道時計
セイコー(日本)
30,800円(消費税込み)