新潟県のほぼ中央にある燕市は金属加工の町だ。その起源は江戸時代、度重なる信濃川の水害で困窮した農村を救うため、代官所が江戸から鍛冶職人を招き、農民に和釘づくりを推奨したことに始まる。以来、金属加工品の産地として発展し、現在では世界屈指の加工技術を持つ町として名を馳せる。
そんな燕市が生んだ金属研磨のスペシャリスト集団が「磨き屋シンジケート」。カトラリーやモバイル機器、半導体製造精密装置など多様な製品を手がけ、高い評価を得てきた。今回紹介するのは、彼らがその技術を惜しみなく注ぎ込んだビアタンブラーである。
「最大の特徴は、カップの内面です。ヘアライン加工とミラー仕上げのコンビネーションで、ビールを注いだときにクリーミーな泡が生まれるように工夫しています。ボディのダイヤモンドカットも高級感があると評判で、贈答用にも喜ばれると思います」と、企画・製造に携わるヨシカワの中條氏は語る。
冷たい飲みごろの温度をキープしながら、表面に水滴が出にくい中空の二重構造も魅力。このプレミアムなタンブラーなら、平素から愛飲しているビールもよりおいしく味わえる。
【今日の逸品】
磨き屋シンジケート ダイヤモンドカット仕上げの二重ビアタンブラー
ヨシカワ
8,800円~(消費税8%込み)