水や液体汚れに強い撥水性の高い新素材ジャージ「MINO」を作務衣に仕立てる
江戸時代末期以降、衣料縫製を中心に「衣料のまち」として発展し続けてきた埼玉県羽生市。この地で国内生産にこだわり、学校用体操服・ジャージを専門に製造販売する「カネマス」が、水や液体汚れに強い撥水性の高い新素材ジャージ「MINO」を開発し、作務衣に仕立てたのが本品である。
「昔の雨具『蓑』に着想を得ました。蓑に使う稲藁は撥水性があり、雨粒がかかった場合は繊維に沿って水が流れ、内部にしみ込みにくいという原理がヒントになりました」と、社長の金子 隆さん。
新素材は立体的な2重構造になるよう生地を編むことで内部に空気層を作り、保温性、耐水性が向上。凹凸を成す特殊な編み方の生地表面に撥水加工を施し、液体汚れも付着しにくくなった。さらにUⅤカット効果も加え、従来比約1割の軽量化に成功した。
作務衣とは本来、禅寺の修行僧の作業着であるため、動きやすい作りではあるが、本品は伸縮性に富んで軽いため着やすい。数々の優れた特徴は、庭仕事や部屋着としても重宝する。
素材はポリエステル100%なので耐久性が高く、毎日着用しても毛玉になりにくい。洗濯を重ねても色落ちや色移りがしにくく、撥水性が持続するのも魅力。素材を活かした適度な通気性と保温性で、季節を問わず活躍する。
【今日の逸品】
MINO作務衣
『サライ』×カネマス
15,400円~(消費税込み)