緑深き季節、車窓に広がる風景を眺めながら駅弁に舌鼓を打つ──。列車の旅にはもってこいのシーズンになりました。
「美味と絶景の鉄道旅へ」と題した今号の特集では、北海道から九州まで、くつろぎの湯宿や美味、景勝地を目指し、寝台特急やSL、トロッコ電車など、日本各地を走る「特別列車」を紹介しています。
九州が育んだ匠の技と心を満載する最上級の寝台列車「ななつ星 in 九州」の魅力から、現在運行する唯一のブルートレイン「北斗星」で目指す北の大地の旬味と支笏湖を眼下に臨む湯宿、さらには雄大な自然が広がる岩手県を旅情漂う「SL銀河」と三陸鉄道で巡る旅など、泊まりたい温泉宿、訪ねたい名所・旧跡も丁寧に案内しながら、あなたを鉄道旅へと誘います。
また前号に引き続き、東海道新幹線開業50周年を記念して、「私と新幹線」をテーマに写真とエッセイを募集しております。昭和の東海道新幹線、東海道新幹線の旅の思い出、車内や食堂車での出会いや出来事など、東海道新幹線にまつわる写真・エッセイであれば、撮影や旅行の年代は問いません。入選された方には賞品として高機能デジタルカメラ『ライカ X バリオ』などをご用意しています。こちらも、ぜひご応募ください(詳細は、こちら)。
2つめの特集「文士の孫付き合い」は、幸田露伴、森鷗外、斎藤茂吉、井上靖、江戸川乱歩など、人生の深淵を描き続けた作家たちがひとりの私人に還って孫に接するとき、一体どんな向き合い方をしたのかを探る企画です。教育、しつけ論など、それぞれの足跡に、孫との上手な付き合い方のヒントが隠されています。
3つめの特集では「暑さを乗り切る『健康ジュース』と『特製スープ』」と題して、食欲増進、疲労回復などの効果がある食材による「夏バテ知らず」のレシピを紹介。聖路加国際病院内科医に聞く「夏バテの原因と対策」も含め、これからの季節に必見の特集です。
「美味と絶景の鉄道旅へ」と題した『サライ』8月号。詳しくは、書店などで手にとってお確かめください。