【セカンドライフで気になるイベントやお金のこと】
介護施設の種類と費用は
親も自分たちも元気なうちに情報を集めておく
高齢者人口の急増に伴い、高齢者向けの施設は多様化し、さまざまな選択肢がある半面、施設の違いがわかりにくいといった課題が生じています。また、入居(入所)時の説明不足による入居後のトラブルも発生しています。自分たちのことよりも先に、親の介護が気になる人も多い世代ですが、判断力が落ちてきたり、身体が動かなくなる前に最善の選択ができるよう、なるべく早いうちから情報を集めることが重要になっています。
要介護認定の有無で利用できるかどうかが決まる
高齢者の一人暮らしや夫婦のみの世帯が急速に増加しています。高齢期には、将来の病気や介護を踏まえた対策も不可欠ですから、今の住宅に住み続けるだけでなく、高齢者向け施設も将来の選択肢として考慮しておくとよいでしょう。
(C)2019NPO法人日本FP協会
(C)2019NPO法人日本FP協会
高齢者向け住宅・施設のチェックポイント
親の介護でも自分たちのことでも、まずは「現在の状況と希望」を整理することから始めます。そのうえで、食事や生活相談などの生活支援サービスや介護保険サービスの有無や内容、介護になったときの対応はどうなっているか、どのような費用が必要か、納得できる金額か、などのポイントで住宅や施設をチェックしていくとよいでしょう。希望の施設が明確であれば、将来のための 計画的な資金づくりも具体化できるでしょう。
※2019年6月1日現在の法令・制度等に基づいて作成しています。
※本記事はNPO法人日本FP協会発行のハンドブック「今からはじめるリタイアメントプランニング~50代から考えるセカンドライフ~」から転載したものです。ハンドブックに記載の書き込み表は、上記リンクよりダウンロードできます。
協力:NPO法人日本FP協会 https://www.jafp.or.jp/