新着記事

快眠セラピスト直伝、快適に眠るための4つの習慣

取材・文/渡辺陽毎日、快適に眠れていますか。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針…

世界遺産リドー運河と水門を巡る水路クルーズ 【カナダ・オンタリオ州の旅2】

写真・文/石津祐介カナダの首都オタワと、古都キングストンをつなぐリドー運河。その全長は202…

家事代行サービスは、50代の既婚女性が一番利用している!

「家事代行サービス」とは、その名の通り、家主に代わり、水回りの掃除や食事の用意などを行なって…

森茉莉が可愛がっていた犬のぬいぐるみ【文士の逸品No.39】

◎No.39:森茉莉のぬいぐるみ(撮影/高橋昌嗣)文/矢島裕紀彦文豪・森鴎外…

カナリア諸島の真っ白な砂浜、真っ青な空……|地球のエネルギーを感じる火山の島ランサローテ

文・写真/バレンタ愛(海外書き人クラブ/元オーストリア在住、現カナダ在住ライター)7つの島か…

人生の楽園探し|地方移住を考えたら、まず最初にすること

主人公は人事異動を機に早期退職・転職しての地方移住を検討し始めた東京の51歳会社員。情報収集…

【まんがでわかる地方移住2】地方移住をするために最初にすること

主人公は人事異動を機に早期退職・転職しての地方移住を検討し始めた東京の51歳会社員。情報収集…

定年世代に注目の新しいキャリア 「顧問」という働き方

文/鈴木拓也企業の「顧問」と聞いて、どんなイメージが思い浮かぶだろうか?多く…

中古品買取で最も人気なのは、やはりあのブランド!?

最近では、整理するための断捨離の一つの手段として、使わないものを単に捨てるのではなく現金化する!…

【学年誌が伝えた子ども文化史】人類、月へ・2|アポロが見せた月生活の夢

学年誌記事で振り返る昭和のニュースと流行!1922年(大正11年)、当時の出版界では初となる…

サライ最新号

ピックアップ記事

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

暮らし

長雨の夏も終わり、実りの秋へ【少しずつ始める田舎暮らし 最終回】

写真・文/柳澤史樹

みなさんいかがお過ごしでしょうか。久しぶりかつ突然のお知らせで恐縮ですが、この連載も今回が最終回となりました。これまで読んでいただいたみなさん、本当にありがとうございました。

今回はまとめ的にこれまでの畑や田んぼのようすをお伝えしたいと思います。

*  *  *

みなさんご存知かと思いますが、8月はとにかく長雨でした。

関東地方では実に16日間、宮城県仙台市では実に31日間連続で雨だったとのこと。さらに雷や竜巻なども多発する異常気象でしたが、その他にも忙しく、なかなか畑にも出れない日々でした。

そして雨があがったと思えばいきなり秋の気配。すでに夜などは肌寒い日が出てきて焦りますが、なにせ昨年越してきて最初の秋ですから、手探りしながらやっていくしかないですね。

そんななかでも、タネから育てた子供(野菜)たちはすくすくと育ってくれました。

第6回でご紹介した、4月から育てたトマトとナスが7月から収穫できるようになったのです。

10本近く植えたナスの初物。

以前にご紹介しましたが、私らが作物を育てている畑は、農薬はもちろん肥料も一切使わない「自然農」でチャレンジしています。

大きさや色などがなかなか一定ではなく、ビギナーである私にとっては初めてのことばかりです。タネを蒔いても出てこなかったりする野菜もあるのですが、寒い時期にタネから日々家の中に出し入れしながら育てたこの子たちにはとても思い入れがあります。

はさみを入れて収穫するとき思わず「ありがとう」と口をついて出ました。本当によく育ってくれたな…と感無量の瞬間です。

こんなに小さなところから…


ポットに移して少しずつ外に出す時間を増やして…

ようやく畑に移植して…


できてきた!!そしてさらに待つこと数日。


できたー!

そして最初のナスをどうやって食べようか…と妻と相談のうえ、シンプルに油で焼いてみることにしました。

「パクッ」と口に入れた瞬間、なんとも言葉にしようのない甘みと香り。それが口いっぱいに広がると同時に、写真でお見せした成長の過程が脳裏によみがえってきました。

改めて「命ってすごい」という実感、そしてこのナスの、自分にとっての価値の大きさをしみじみと感じることができたのも、この田舎暮らしをしてきた大きなギフトでした。

このナスやトマトはまだ成長中。今は収穫をしながら、来年に向けてタネを取るための実を選び始めている段階です。

そして今年の6月末に田植えをし、第8回で紹介したおだやか家の稲も順調にきています。

田植えをしたばかりのころは稲が見えないくらいだったものが…

約2か月でこんなに大きくなりました!

これは8月末なので、今はもっと稲穂が垂れている状態になっています。いよいよ今年の秋は自分らで作ったお米を食べることができそうです。

この他にもダイズも順調。夏の間の草刈りを持ち回りで少しずつ担当しながら、枝豆や晩秋に収穫しての味噌・醤油づくりにむけて準備です。


あいだに生えているのは赤紫蘇。

こうして、畑や田んぼというのは日々刻々と変わっていきますが、それもちゃんと手入れをして、愛情をかけてあげないと、作物はあっという間に雑草たちに駆逐されてしまいます。

特に今年は雨が多くなかなか作業にも行けなかったので、今はもっぱら作物を救出する手入れが中心。

そうこうしながら、来年はどこまで順調にたくさん収穫できるようにするか、一度何かを植えたあとにはどんな作物が合うかなどを話し合い、ニンジン、パクチー、大根やレタスという秋蒔きの種を先日終了、無事に発芽してくれています。

何も知らないころ、「自然農って生えっぱなしにしておけばいいんじゃないの?だからラクなんじゃないか」とか言っていたのが恥ずかしい限りですが、いまは農家さんの苦労は、並大抵のものではないなあと心から思うようになりました。

さらにすべてのサイクルが1年毎のくくりになっていることを実感し、自分自身の時間のとらえ方が変わってきたように思います。

さて、この連載は今回が最終回ですが、私が見よう見まねで始めた「少しずつ始める田舎暮らし」はまさに始まったばかり。

少しずつ知識が溜まっていくこと、そして生活全般に食べものを作るという習慣が根付いてきていることを感じつつ、それをさらに定着していこうと考えています。

そしてもしセカンドライフとして田舎暮らしをしたい、食べものを自分で作りたいと望んでいるみなさんには、可能であれば少しでも早くチャレンジすることをオススメします。

なぜなら前述のように畑や田んぼのチャレンジは1年ごとですから、生活として定着させるにはそれなりに時間もかかる。力仕事だって体力あるうちが望ましいですからね。

しかしそれ以上に、都会暮らしの過剰なストレスから解放され、目の前で日々成長する命を感じれる、価値ある日々が手に入ることは間違いありませんから。

みなさんもよかったらぜひ相模原に遊びに来てください。いつかどこかでお会いできることを楽しみにしています。

これまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。

■おだやか家HP http://odayakaya.com/

写真・文/柳澤史樹
フリーライター/ 自分史アドバイザー。歴史を楽しむ情報サイトや企業ファンサイトのマネージメント、ビジネスコンセプトやコピーの執筆、多数の著名人取材などの他、現在は一般社団法人 自分史活用推進協議会認定 自分史活用アドバイザーとして、個人の軌跡を残す「自分史」を活動の軸とする。2016年暮れ、地元横浜から相模原市緑区へ引越し、農的暮らしと執筆生活の両立へシフトチェンジ中。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 背筋を伸ばして颯爽と暮らすためにホテルライクな家にする【人生後半…
  2. 趣味を楽しめ、いつでも人を呼べる家にする【人生後半を楽しむリフォ…
  3. アンティークと暮らす家の白いアイランドキッチン【余生を楽しむ住ま…
  4. 築100年以上の古民家をカフェ兼住まいに大改装【余生を楽しむ住ま…
  5. 絵に隠された驚きの仕掛け!猫とアートが息づく住まい【建築家が語る…
PAGE TOP