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暮らし

通勤圏で実現可能!新しい「田舎暮らし」の始め方 【少しずつ始める田舎暮らし 第1回】

おだやか家の島崎ご夫妻。

おだやか家の島崎ご夫妻。(写真:タカザワカズヒト)

写真・文/柳澤史樹

「田舎くらしに憧れはあるけれど、いきなりはさすがに難しい」という人は多いと思います。しかし、ちょっとずつ段階的なライフスタイルチェンジなら可能ではないでしょうか。

「都心から近い距離で、自然と調和した暮らしが実現できる」そういう場所を知ることをきっかけに、週末だけの「プチ移住」や、思い切って引っ越しをする人も近年少なくありません。実はかくいう私もその一人です。

そんな場所のひとつ「おだやか家」があるのは、決して山深い田舎の村ではありません。なんと都心から約1時間、通勤圏でもある神奈川県相模原市なのです。

おだやか家の仲間と年越し蕎麦。

おだやか家の仲間と年越し蕎麦。

「おだやか家」を主宰する島崎さんご夫妻も、五年前に移住した移住組。就農しながら食を中心にした講座やイベントを定期的に開催、自然とご縁ある人たちが集まる”おだやかな場”となっています。

そこで私は半年ほど前、蕎麦の種を撒くお手伝いに参加しました。他の野菜と同様に、みんなで手入れをしながら育て、かわいい白い花を愛で、最適の時期に刈り取って、乾かして、粉にして。

まさに種から作る「手前蕎麦」へのチャレンジです。

蕎麦切り。

蕎麦切り。

と言っても、いきなりそんな凄いことができるわけもなく、それを実現できたのは「おだやか家」のふたりに出会えたからこそ。
以前から彼らの畑に通っていた私は、家族や仲間と一緒にその過程を体験させてもらってきたのです。

蕎麦がついに出来上がりました。口に入れた瞬間、打ち立て蕎麦の香りが口のなかいっぱいに広がり、これまでの時間が走馬灯のように脳内に蘇り、なんともいえない思いが胸に広がり、まさに至福の瞬間でした。

最高の田舎そば。

最高の田舎そば。

「おだやか家」がつくっているのは蕎麦だけではありません。味噌、醤油、枝豆、きな粉、納豆、豆腐といった、日本食には欠かせない食材である大豆。そして新鮮な野菜。それら全てを無農薬・無肥料で作っています。

特に大豆は古くからこの地方だけに伝わる「津久井在来種」という品種で、その素晴らしい食文化を守りながら伝えることにも、お二人は注力されています。

ここに通い始めてから、私達の食文化は長い間こうした農家さんが丁寧につくる食材によって支えられてきたのだなあ、と強く感じるようになりました。

こうした体験から始まった私の「少しずつ始める、新しい田舎くらし」。ここなら街に出たいときはすぐに出ることができるし、段階的に生活を変えていけるかもしれない、そう考えた末のチャレンジです。

これから少しずつ、こんな日々をレポートしていこうと思います。よろしければお付き合いください。

【おだやか家】
http://odayakaya.com/

写真・文/柳澤史樹
フリーライター/ 自分史アドバイザー。歴史を楽しむ情報サイトや企業ファンサイトのマネージメント、ビジネスコンセプトやコピーの執筆、多数の著名人取材などの他、現在は一般社団法人 自分史活用推進協議会認定 自分史活用アドバイザーとして、個人の軌跡を残す「自分史」を活動の軸とする。2016年暮れ、地元横浜から相模原市緑区へ引越し、農的暮らしと執筆生活の両立へシフトチェンジ中。

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