取材・文/ふじのあやこ

写真はイメージです。

昭和、平成、令和と時代が移り変わるのと同様に、家族のかたちも大家族から核家族へと変化してきている。本連載では、親との家族関係を経て、自分が家族を持つようになって感じたこと、親について、そして子供について思うことを語ってもらい、今の家族のかたちに迫る。

ThirdPlace株式会社は、20~40代の既婚女性530名を対象に、ストレスに関する全国調査を実施(実施日2023年5月31日、有効回答数:534、インターネット調査)。結果では、子どもの有無で違いが出ている。ストレスについて「感じることがよくある・時々ある」と回答したのは、子どもがいる既婚女性は約8割に対して、子どもがいない既婚女性が6割超えとなっている。そして、ストレスの原因を相談する相手として、子どもがいる既婚女性は「夫」が約5割に対して、子どものいない既婚女性は7割超となり、夫との関係にも差が生じている。

今回お話を伺った、絵麻さん(仮名・42歳)は27歳のときに、付き合っていた男性が転職で上京することをきっかけに結婚、一緒に上京した。結婚は夫の意志というよりも、お互いの両親の説得のほうが大きかったという。

「私はもちろん結婚したいという気持ちがありましたが、夫はどうだったんですかね。ちゃんとしたプロポーズもなくて、親の説得があって『じゃあ籍を入れようか』というだけでしたから」【~その1~はコチラ

子どもの分も、夫をもっと大切にしていこうと決めた

上京、夫の転職、そして絵麻さんの父親との不仲もあり、結婚式は行わないことに。夫婦で子どもが欲しかったことから、絵麻さんは正社員ではなく短期契約の派遣の仕事を始める。

「就職してすぐに妊娠したら周囲に迷惑がかかるし、妊娠期間は家でゆっくりしたいという気持ちがあり、短期の派遣の仕事を始めました。

夫婦生活の頻度も高かったので、一度目は特に妊娠しやすい期間を意識することなく妊娠することができました。でも、妊娠検査薬を使って陽性反応が出たのに、病院では子宮の中に胎嚢が確認できないと言われて、化学流産となりました。この化学流産も何度か繰り返し、お腹で確認できた後にも流産を繰り返して、不育症と診断されました」

妊娠が叶った喜びの後に、流産で気持ちがどん底に落とされる。この浮き沈みに心が耐えられなくなり、夫婦で話し合って2人で生きていくことを決めたという。

「不育症の治療を試すということもできましたが、夫から『夫婦だけで楽しめることもたくさんあるよ』との言葉をもらって、2人で生きていくと決めました。子どもの分も、この人のことをもっともっと大切にしようと思ったんです」

【1番大切だから、何よりも1番大切にしてほしい次ページに続きます】

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