お気に入りの肉の種類や肉料理はありますか? 今回はアンケート調査を基に、日本人の食卓に欠かせない肉を、様々な角度から見ていきましょう。マイボイスコム株式会社(https://www.myvoice.co.jp/)が、『精肉類・肉料理』に関する調査を実施しました。食べる頻度や、人気な部位など幅広くご紹介していきます。
■肉料理を食べる頻度は「週4~5回」「週2~3回」がボリュームゾーン
一週間の内、どれくらい肉料理を口にしているのか意識したことはありますか? 調査してみたところ、「ほとんど毎日」と答えた人が11%、「週4~5回」と答えた人が32%、「週2~3回」と答えた人が42%、「週1回」と答えた人が10%という結果になりました。肉類の料理を食べる頻度は、「週4~5回」「週2~3回」がボリュームゾーンのようです。週4~5回以上食べる人が4割強を占め、女性40代以下でやや高くなっています。
■よく食べる肉の種類/部位
一口に「肉」と言っても、種類や部位で分けると様々な種類があります。そこで、その中でもよく食べられているものをご紹介していきます。
▶人気の肉の種類 鶏肉・豚肉が約8割の人から支持
まずは食べることが多い肉の種類を見ていきましょう。(複数回答)約8割の人が「豚肉」「鶏肉」をよく食べると回答。また、「牛肉」の割合は55%でした。「牛肉」は近畿で高く、北海道で低くなっています。
▶人気の肉の部位 鶏モモ肉65%
更に細かく肉の部位ごとによく食べるものを聞いたところ、種類別の結果は次の様になりました。牛肉では「バラ、カルビ」「切り落とし、こま切れ」と答えた人の割合が肉類を食べる人の3割前後です。豚肉では「バラ」が47%、「かたロース、ロース」「切り落とし、こま切れ」が4割前後となっています。鶏肉では「モモ」が65%、「ムネ」が52%です。加工肉では「ウインナー」「ハム」が5~6割、「ベーコン」が40%となっています。鶏モモ肉が約7割と、人気なことがうかがえますね。
■好きな肉料理 1位「焼肉」2位「カレー」3位「しょうが焼き」
次に好きな肉料理をランキング形式でご紹介していきます。1位は「焼肉」でした。約70%の人が好きな肉料理として焼肉を挙げました。続いて2位は「カレー」、3位は「しょうが焼き」という結果になりました。その後は「トンカツ」「餃子」「からあげ、フライドチキン」と続きますが、いずれも割合は60%台で僅差となっています。また男女年齢別に見てみると、「牛丼」「トンカツ」「メンチカツ」「ハムカツ」「もつ煮込み」は、男性で比率が高くなっています。女性10~40代では「焼肉」「からあげ、フライドチキン」が同率1位、女性50~70代では「餃子」が1位です。
■魚介類より肉類を食べることが多い人は6割
続いて肉類と魚介類のどちらを食べることが多いかを聞いたところ、肉類を食べることが多い人は「肉類を食べることが多い」「どちらかといえば肉類を食べることが多い」を合わせて6割でした。女性10~40代では各70%台と、他の層より高くなっています。魚介類を食べることが多い人は1割強です。
■「おいしい」「スタミナがつく」「栄養価が高い」……肉のイメージは?
肉のどんなイメージを持っているか尋ねました。すると70%の人が「おいしい」と回答。その他には「スタミナがつく」が53%、「栄養価が高い」が40%、「カロリーが高い」「食べやすい」「調理がしやすい」が各20%台で上位にあがっています。「スタミナがつく」「調理がしやすい」は女性、「栄養価が高い」は高年代層で高い傾向です。
■肉料理を食べたり作ったりするときの不満
最後に、肉料理を食べたり、作ったりする時に感じた不満の声をご紹介していきます。
生焼けだった場合、食中毒になってしまわないか、心配になる。(男性28歳)
発泡スチロールのトレーは無くしても良いのではないかと思う。(男性35歳)
添加物が気になります。外食であれば衛生的にしっかり管理されたものであるのかどうか。(男性39歳)
ロースはおいしいがコレステロールが気になる。(男性74歳)
大抵似たような調理法になってレパートリーが少ない。本当においしい食べ方が出来てない。(女性39歳)
鶏もも肉をカットするときに脂身を取り除いたりする作業が面倒くさいです。(女性49歳)
自宅でステーキを焼くと硬すぎて美味しくない。(女性50歳)
お店で買って、家で開けてみると、見えなかったところに脂身が多いことがある。(女性70歳)
***
いかがだったでしょうか? 肉の部位や肉料理のランキングから、肉に対する不満の声まで幅広くご紹介しました。魚介類より肉類を食べることが多い人が6割いることからも、日本人の食を支える大事な食品だと分かります。そう考えると普段何気なく食べている肉も、より美味しく感じるかもしれません。
【調査概要】
調査方法:インターネット
調査期間:2020年9月1日~9月5日
サンプル数:10,279人