山中湖畔にスタジオを構え、富士山を撮り続けている写真家がいる。富塚晴夫さん、69歳。四季折々、時々刻々に姿を変える雄大な富士山の姿を見事にとらえた富塚さんの写真は、国内外で高い評価を得ている。
米国ロサンゼルスで16年間、広告写真の仕事をした後に帰国。都会の暮らしから一転して、自然と一体になった生活を送りたいと山中湖畔に移住した。
それまで風景写真には無縁だった富塚さんだが、富士山麓のすばらしい環境に触れ、富士山とその周辺の風景を撮り始めた。以来、30年。富塚さんがライフワークとして撮り続けてきた富士の姿は、数え切れないほどの写真となって残された。
そんな富塚さんの富士山の写真展が、いま東京・赤坂の富士フイルムフォトサロン東京で開催されている。
静寂の湖面に映る富士、星降る夜の富士、あでやかな錦秋の富士、そして凍れる冬の朝の富士……。四季折々の美しきにあふれた雄大な富士山の姿を、ぜひ堪能していただきたい。
【富塚晴夫写真展 富士山水紀行~湖畔から浜辺へ~】
■会期/2016年10月21日(金)~10月27日(木)
■会場/富士フイルムフォトサロン 東京
■住所/東京都港区赤坂9-7-3
■電話番号/03・6271・3351
■料金/入場無料
■開館時間/10時から19時まで
■休館日/会期中は無休
【山中湖写真ギャラリー/富塚晴夫】
■住所/山梨県山中湖村平野508-389
■電話/0555・62・1701
http://photo-fujisan.com/
文/編集部