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「樹木」というモチーフを通して、フランス風景画の変遷をたどる展覧会が、4月16日(土)から東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されます。フランス絵画史上、自然が主題となるのは19世紀になってからで、それまでは神々や人間を描いた「歴史画」に比べて「風景画」の地位は低く、風景は背景として描かれるのみでした。

しかし、19世紀になると近代化によって失われつつある自然への哀惜、田園生活への憧れなどから風景を主題に描く画家たちが登場してきます。

カミーユ・ピサロ《マトゥランの丘にて、ポントワーズ》〔1874年 油彩・キャンヴァス 個人蔵〕Collection Privée

カミーユ・ピサロ《マトゥランの丘にて、ポントワーズ》〔1874年 油彩・キャンヴァス 個人蔵〕Collection Privée

         
本展を監修したのは、カミーユ・ピサロ美術館及びタヴェ=ドラクール美術館館長のクリストフ・デュヴィヴィエ氏。ロマン派からバルビゾン派、印象派、新印象派、象徴派、フォーヴに至るフランス近代風景画で、フランスを中心とした国内外の美術館や個人所蔵作品から、樹木に対する画家たちの思いが込められた作品113点を集めて展示します。

クロード・モネ《ヴェトゥイユの河岸からの眺め、ラヴァクール(夕暮れの効果)》〔1880年頃 油彩・キャンヴァス 個人蔵〕Collection Privée

クロード・モネ《ヴェトゥイユの河岸からの眺め、ラヴァクール(夕暮れの効果)》〔1880年頃 油彩・キャンヴァス 個人蔵〕Collection Privée

 

フランス近代風景画の通史ともいえる本展の魅力を、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館学芸員の小林晶子さんにうかがいました。

「本展の大きな見どころは、まず、印象派以前のロマン派から印象派以降のフォーヴまで113点というボリュームのある作品群でフランスの近代風景画の歴史を一望できることです。次に、展示する作品は個人所蔵のものが多いので、ふだん美術館などで観ることのできない絵画を目にすることができることです。そしてなによりも、風景画は理屈抜きに美しい風景を楽しんでいただくことが一番です。有名無名を問わず優れた作品を集めていますので、会場で好きな画家を見つけてみてはいかがでしょうか」

会場にあふれる緑の木々、心癒される風景を堪能しにお出かけください。

【フランスの風景 樹をめぐる物語-コローからモネ、ピサロ、マティスまで-

会場/東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
会期/2016年4月16日(土)~6月26日(日)
住所/東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
電話番号/03-5777-8600(ハローダイヤル)
料金/一般1200(1000)円 大高生800(650)円 65歳以上1000円 ( )内は20名以上の団体 ※中学生以下無料
開館時間/10時から18時まで、金曜日は20時まで(入館は閉館30分前まで)
休館日/月曜日
アクセス/新宿駅西口より徒歩約5分

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