新着記事

ダイエット

「食事制限ダイエット」で目標を達成した人が明かす成功の秘訣

【ビジネスの極意】現代のリーダーに必要な、心の知能指数「EQ」を知っていますか?

【ビジネスの極意】現代のリーダーに必要な、心の知能指数「EQ」を知っていますか?

イニシャル入りロックグラス|いつもの一杯を極上の一杯にするマイグラス

定年を迎えた男性の“ごはん問題”を解決|『定年ごはん』

定年を迎えた男性の“ごはん問題”を解決|定年ごはんの作り方

【家事に関するアンケート調査】普段行う家事で女性より男性の方が上位なのは「ゴミだし・分別」「風呂掃除」など。

30代から50代の女性の6割以上が日常の家事を負担に感じている

オーダースーツ

経営者はなぜ「オーダースーツ」を着るのか?

BLACK LAGOONラベル シングルモルト・ウイスキー|9月19日12:00 発売開始!

マイルス・デイヴィス『クッキン』

「イケメンでなくても好き」という大ヒット・ラブソング【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道24】

シニアライダーの8割以上がバイクマナーに自信アリ!!|シニアライダーに関する実態調査

シニアライダーは孤独を好む!? 約9割はソロツーリング派

【ビジネスの極意】「ダメな部下」を使わないといけない課長の苦悩

【ビジネスの極意】「ダメな部下」を使わないといけない課長の苦悩

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号(クリックで試し読み)

サライ7月号付録「筋トレチューブ」トレーニング動画公開中!

通販別冊『大人の逸品』最新号はこちら

ピックアップ記事

  1. 東寺
  2. 世界遺産の構成資産内にある旧五輪教会。傘を開いたようなコウモリ天井の下、イエスを抱いた聖ヨセフ(イエスの養父)が佇む。手前の聖体拝領台(柵)の意匠は大浦天主堂(長崎市・世界遺産)と共通。鳥の声と波の音が堂内にこだまする。

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

趣味・教養

「赤壁の戦い」の虚と実~どこまでが本当なのか?【中国歴史夜話 2】

文/砂原浩太朗(小説家)

「赤壁の戦い」の虚と実~どこまでが本当なのか?【中国歴史夜話 2】

三国志のハイライトといえば、「赤壁(せきへき。湖北省)の戦い」を挙げぬわけにはいかない。天下統一を目指す曹操軍に対し、劉備と呉主・孫権の連合軍が長江をはさんで立ち向かい、名軍師・諸葛亮孔明(181~234)の活躍で奇跡の大勝利を果たす。孫権配下の謀臣・周瑜(しゅうゆ)と孔明の息づまる知恵くらべ、呉将・黄蓋(こうがい)が曹軍にいつわりの降伏を信じさせるため、みずからの肉体を危機にさらす「苦肉の計」など、見せ場にも事欠かない。

が、われわれが知っている「赤壁の戦い」は、小説として後代にまとめられた「三国志演義」にもとづいている。天下分け目ともいうべき戦いの実像は、果たしてどのようなものだったのか。

「弱小」ではなかった劉備軍?

西暦208年、中国北部を統一した曹操が、満を持して南下を開始する。折しも荊州(おもに湖北省および湖南省一帯)の主・劉表が病没、跡を継いだ息子は曹軍への降伏を決定した。客将としてこの地へ身を寄せていた劉備は、かねて曹操と敵対する立場であったから、手勢を率いていちはやく逃亡、孔明を使者に立て、やはり曹軍の脅威にさらされている呉と同盟を結ぶ。

「演義」では、降伏にかたむいていた呉の国論が孔明の弁舌ひとつで動き、瀕死ともいうべき劉備軍が救われたように描いている。が、実際はこの時点で1万余の兵力を有していた。くわえて数百艘の船を動かすことができたから、大軍勢とは言えないまでも、それなりの存在感をはなっている。いっぽう呉の兵力は3万とされるから、手を組む意味はじゅうぶんあったのである。

とはいえ、孔明の兄・諸葛瑾は呉で重用されていたから(第1回前編後編参照)、この縁を活用したことは想像に難くない。同盟に難色をしめす呉の群臣を相手どり論陣を張るというのも、ありえない話ではないだろう。小説的脚色としては順当なところといえる。

「10万本の矢」伝説の出どころ

同盟はむすんだものの、呉の最高司令官・周瑜は孔明の智謀におそれをなし、抹殺をはかる。3日で10万本の矢をつくれなければ、死をもってつぐなうという言質をとったのである。もちろん裏から職人たちへ手をまわし、作業を妨害する算段だった。これを察した孔明は、霧の深い夜に藁束を積んだ船団を率い、曹軍の陣に近づく。雨のように射かけられた矢が藁に突き刺さり、一夜にして10万本の矢を得たのだった。

知恵と知恵がぶつかる「演義」クライマックスのひとつだが、お察しの通り、これは大胆なフィクションというもの。周瑜もひとかどの人物、兵力80万と号される曹軍(実数は20万ほどと思われる)へ挑むのに、内輪もめをしている場合でないことは百も承知だろう。

ただし、このエピソードには原型と思われる史実が存在する。その主人公はほかでもない、呉主・孫権。赤壁の戦いから5年後、ふたたび曹操と対陣した折のことである。偵察に出た孫権の船が、片方の舷側へ矢を射かけられ、バランスをくずして転覆しそうになった。そこでとっさに船を反転させ、もう片方にも矢を受けて安定を取りもどし、ことなきを得たという。これもなかなか気の利いた話だが、演義のエピソードはこの史実からヒントを得たものと目されている。

【次ページに続きます】

ページ:

1

2

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 横浜中華街の関帝廟 関羽~神になった武人【中国歴史夜話 4】
  2. 曹操とその一族~妻たち、息子たち【中国歴史夜話3】 曹操とその一族~妻たち、息子たち【中国歴史夜話 3】
  3. 関羽像(かんうぞう) 青銅製 明時代・15~16世紀 新郷市博物館蔵 「リアル三国志」の世界を最新の発掘成果と共に体感!【日中文化交流…
  4. 諸葛孔明とその一族~三国にまたがる血脈【後編】【中国歴史夜話】 諸葛孔明とその一族~三国にまたがる血脈【後編】【中国歴史夜話 1…
  5. 諸葛孔明とその一族~三国にまたがる血脈【前編】にっぽん歴史夜話17】 諸葛孔明とその一族~三国にまたがる血脈【前編】【中国歴史夜話 1…
PAGE TOP