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  1. オリックス・リビング社長、森川悦明氏。「グッドタイム リビング センター南」にて撮影。

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今こそ、かわいいクルマを買おう!(テリー伊藤のクルマコラム 第4回)

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。水曜日は「クルマ」をテーマに、演出家のテリー伊藤さんが執筆します。

文/テリー伊藤(演出家)

こんにちは、テリー伊藤です!

最近のクルマって、デカくてイカついのが多いと思いませんか? 今や日本で売れるクルマの7割が軽自動車だから、メーカーは海外市場、特にアジアを意識して作ってるんですね。なかでも重要なのが中国。あちらでは、わかりやすい高級感とか威圧感を強調したクルマのほうがウケがいいということで、オラオラ顔の傾向が強まった。これがひとつの要因だと、僕は考えています。

胸を張って「かわいいものが好き」と言おうじゃありませんか!

■かわいいクルマは人生を豊かにする!

ボディサイズも同じ理由で、日本の道よりも海外の広い道で使えて快適性を重視した結果、もう5ナンバーサイズなんてほとんどなくなっちゃった。だから、まだサイズが大きくなる前の、ちょっと古いクルマは狙い目ですよ。そう考えた途端、一気に選択肢が増えて、クルマ選びが楽しくなる。

みんながデカくてイカついクルマに乗るなか、あえて小さくてかわいいクルマを選ぶのが、賢い選択だと思うんです。なんたって、女子にウケますから! 現行型のフィアット・500が女性に人気なのは、皆さんもご存じでしょう。僕が以前乗っていたシトロエン・DS3、それに今乗っているスズキ・ジムニーシエラもそう。

そういえば、フォルクスワーゲン・ポロの新型が日本で発売されましたが、先代よりひとまわり大きくなってしまった。大好きなクルマなんだけど、進化するたびに立派になってしまう……、僕としては5ナンバーサイズの先代も捨てがたい。

僕が以前乗っていた日産・キューブもおすすめだし、欧州車ではルノー・カングーがいい。こちらもやはり先代の小さいほう。同じく、フィアット・パンダも断然初代ですね。もう少し新しい世代のクルマでは、フォルクスワーゲン・ニュービートルがおすすめ。ひとつ前のモデルで、40~50万円で買えちゃいますから。細い道も走りやすい実用性とモテの要素も備えたこれらのクルマ、いかがですか?

■色にこだわって、クルマをかわいがろう!

ディーラーに行けば保証付きの認定中古車が買える今、中古車のリスクは昔と比べて大幅に小さくなっています。とはいえ、どうしても抵抗があるという人は、新車の軽自動車なんていかがでしょう?

スズキのアルトラパンはレトロな雰囲気があってサライ世代の皆さんが乗っても似合うと思うし、同じ理由でダイハツのムーヴキャンパスもおすすめ。フォルクスワーゲン・タイプ2みたいなデザインで、’50Sの音楽をかけながら走れば、ちょっとした「アメリカン・グラフィティ」気分が味わえます。

それと僕、トヨタが北米向けに作ったSUVのFJクルーザーにも乗っているんですが、カミさん用にスズキ・ハスラーを買いまして。この2台、共に四角くて丸目ということもあって、雰囲気が似てるんですよね。ボディカラーは黄色と白い屋根の2トーンで統一。ハスラーは純正色の屋根が黒だったので、色付きのフィルムを車体に貼るカーラッピングで白に変えました。

黄色いボディカラーは派手に思うかもしれませんが、軽自動車の黄色ナンバーが目立ちにくいというメリットがあるし、明るい色はウキウキした気分が味わえるので、ぜひおすすめしたい。私は黄色いクルマに興奮する体質なのです。

だいたい、街を走っているクルマを見ると、白や黒、グレー、シルバーばかり。みんな下取りのことを考えて無難が色を選んでいるんだろうけど、長く乗るならそんなことを気にする必要はないと思うんです。

トヨタのクラウンでピンク色の限定車が話題になったでしょ? あれは僕が内装をプロデュースして、実際に所有していましたが、色が変わるだけでクルマに表情が生まれ、会話した気分になれる。それくらい、色って大事なんです。クラウンは、そのあと若草色や空色も出たけど、あとが続かない。作る側も買う側も、もっと色にこだわって欲しいですね。
ではまた!

【今週のテリー・カー(1):スズキ・ハスラー】

丸目のかわいいデザインで男女を問わず大人気の軽自動車、スズキ・ハスラー。黄色いボディカラーを選んだ場合、ルーフの色は黒だけしか選択できないが、テリーさんは愛車のトヨタ・FJクルーザーと合わせるために、ラッピングで白に変更した(写真は白いルーフを組み合わせた特別仕様車です)。(キャプション:編集部)

【今週のテリー・カー(2):ダイハツ・ムーヴキャンバス】

こちらもテリーさんおすすめの軽自動車、ダイハツ・ムーヴキャンバス。若い女性を主要ターゲットとしているが、往年のVW・タイプ2を思わせるゆるカワ系デザインは、サライ世代の皆さんにも似合うはず! (キャプション:編集部)

文/テリー伊藤(てりー・いとう) 昭和24年、東京生まれ。演出家。数々のテレビ番組やCMの演出を手掛ける。現在は多忙な仕事の合間に、慶應義塾大学 大学院で人間心理を学んでいる。

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