新着記事

2016年10月29日、「樹木希林の遺言」の演題で静岡市にて開催された講演の模様をDVDで初公開。希林さんが講演を引き受けることは滅多になく、講演自体が貴重な記録だ。講演では、希林さん独特の人生観、死生観が、時折笑いを交えながら、淡々と語られた。

女優・樹木希林が明かした“幸せの極意”|全身がん公表後の講演会がDVDブックで初公開

ジェンダー ニュートラルで進化する英文法(後編)【世界が変わる異文化理解レッスン 基礎編8】

ジェンダー ニュートラルで進化する英文法(後編)【世界が変わる異文化理解レッスン 基礎編8】

好きな40代女優ランキング|3位 は木村佳乃 、2位は内田有紀 、1位は?

好きな40代女優ランキング|3位 は木村佳乃 、2位は内田有紀 、1位は?

【ビジネスの極意】「ガバナンス」と「コンプライアンス」の違い、わかりますか?

【ビジネスの極意】「ガバナンス」と「コンプライアンス」の違い、わかりますか?

東京歯科大学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室 武田友孝教授(左)。右は筆者。

【キーパーソンに聞く|東京歯科大学 武田友孝教授】「正しく噛むことが怪我予防につながる」

傷だらけの天使

さえない場面でも、ブザマな状況でも全部カッコよかったショーケン『傷だらけの天使』【面白すぎる日本映画 第29回・特別編】

サライ読者に聞いた「最近始めた趣味/やめた趣味」ランキング

サライのマカオ紀行記事がマカオ政府観光局主催「メディア・アワーズ2018」を受賞!

「イズント・シー・ラヴリー」のオリジナルが収録されたスティーヴィー・ワンダー『キー・オブ・ライフ』(モータウン)。

スティーヴィー・ワンダーの「イズント・シー・ラヴリー」がどうして「ジャズ・スタンダード」となったのか?|【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道2】

史上初のゴールデンウィーク10連休! どこに行く? 今から行ける旅先は?

ゴールデンウィーク10連休、旅行の予定ありますか?| 海外旅行先、人気ナンバー1はやっぱり「ハワイ」!

サライ本誌最新号

住宅特集アンケート実施中です!

別冊付録「大人の逸品カタログ」商品はこちらから

ピックアップ記事

  1. オリックス・リビング社長、森川悦明氏。「グッドタイム リビング センター南」にて撮影。
  2. アウトサイド・ジャパン展

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

趣味・教養

高村光太郎が雪深い山暮らしで愛用した長靴【文士の逸品No.08】

◎No.08:高村光太郎の長靴

高村光太郎の長靴(高村記念館蔵、撮影/高橋昌嗣)

文/矢島裕紀彦

胸に消ゆることなき妻・智恵子の俤(おもかげ)を抱いて、高村光太郎は岩手県花巻近郊の寒村に移住。独居し農耕自炊の生活に入った。昭和20年(1945)秋。智恵子没後7年、光太郎は数え63歳の老境に入っていた。

住まうは、粗末な鉱山の飯場小屋を移築したわずか7.5坪の陋屋(ろうおく)。屋根は杉皮葺き、周囲は粗壁に障子一重。みちのくの冬、吹雪の夜には夜具の肩に雪が降り積もった。光太郎はここで内省の時を重ね、『暗愚小伝』『智恵子抄その後』などの詩作品を編む。胸を蝕む病のため時に血を吐きながらの修行にも似た質素な生活は、十和田湖畔の彫刻「裸婦像」制作のため東京に帰るまで、7年に及んだ。

その間の農作業や雪深い山暮らしの中で光太郎が愛用した長靴が、花巻市の高村記念館に残されていた。13文半というのだから、およそ32.5センチ。大柄な体格、服も特注品を身につけていた光太郎には、既製の靴ではなかなか合わない。ある日、靴屋のショーウインドウに飾ってあったこの長靴を村人が発見。「何に使うのか」と訝(いぶか)る靴屋から買い求め、届けてくれた。それでも、指を少し縮めるようにして履いていたという。

黒色。ゴム製。どっしり威風さえ漂うその姿には、「僕の前に道はない/僕の後ろに道は出来る」(『道程』)と綴った若き日の光太郎の、傲慢なほどの覚悟と気概が重なって見える。

文/矢島裕紀彦
1957年東京生まれ。ノンフィクション作家。文学、スポーツなど様々のジャンルで人間の足跡を追う。『サライ.jp』で「日めくり漱石」「漱石と明治人のことば」を連載した。

写真/高橋昌嗣
1967年桑沢デザイン研究所 グラフィックデザイン科卒業後、フリーカメラマンとなる。雑誌のグラビア、書籍の表紙などエディトリアルを中心に従事する。

※この記事は、雑誌『文藝春秋』の1997年7月号から2001年9月号に連載され、2001年9月に単行本化された『文士の逸品』を基に、出版元の文藝春秋の了解・協力を得て再掲載したものです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 森茉莉が可愛がっていた犬のぬいぐるみ【文士の逸品No.39】
  2. 中勘助が幼少期に使っていた銀の匙【文士の逸品No.38】
  3. 林芙美子が出版記念品として配った灰皿【文士の逸品No.37】
  4. 音楽好きの宮澤賢治が奏でたチェロ【文士の逸品No.36】
  5. 文士・尾崎士郎が履いていた奇妙な下駄【文士の逸品No.35】
PAGE TOP