仕事でもプライベートでも、外国語が話せたら世界が広がるはず。そう思って、独学やスクールに通ってみたものの、学習が難しかったり、結果が出ずに挫折した経験を持つ人も多いことでしょう。
そこで今回は、これまで『サライ.jp』でお伝えしてきた、語学学習を成功させるための記事をご紹介します。もう一度チャレンジしたい、今度こそは挫折したくない、と思う人は必読です。
1:本や海外ドラマを「読んで」「聴いて」、楽しみながら継続する
ある調査によると、身につけたい英語力のダントツの1位が「日常英会話」とのこと。でも、英語がぺラペラになることを目標として掲げていた人は、ほぼ全員が途中で投げ出してしまうそう。それは、英語を話す機会や目的がないのが理由です。
学習へのモチベーションを維持するには、「受信能力」(リーディングとリスニング)を強化することが大切。読書や海外ドラマや映画などを活用し、楽しみながら知識の幅を広げていくのが、語学力アップのコツです。
※まず「リーディング」と「リスニング」を鍛えよう!【翻訳家が教える「一生モノの外国語学習法」】1
2:適切な教材と検定試験がある外国語からはじめよう
独学で語学学習をするうえで、「読む愉しみ・聴く愉しみ」が味わえるようになるには、4つの条件があります。
1.入門書(文法書も含む)が入手できること
2.その言語が話されている国から出版されている音源付きの書籍を入手できること
3.日本で受けられる検定試験があること
4.電子辞書が存在すること
外国人と接する機会がほとんどない日本人にとって、この4つの条件をクリアすることが語学習得のためには欠かせないとのこと。
※適切な教材と検定試験がある外国語を学習しよう!【翻訳家が教える「一生モノの外国語学習法」】2
3:「覚える」「忘れる」「覚える」「忘れる」というサイクルを何度もくり返す
外国語能力(とくに読解力)と語彙力には高い相関関係があることが実証されており、語彙力を伸ばせば外国語能力も飛躍的に伸びる可能性が高いといえます。
ボキャブラリー増強のための6つの秘訣をご紹介します。
1.何といってもくり返しが重要
2.名詞から覚える(英語以外の言語をゼロから学びはじめる場合)
3.同じカテゴリーの語彙を一気に覚える
4.文章に出てきた未知の語彙を目と耳で覚える
5.文章に出てきた未知の語彙に関連する語彙を一気に覚える
6.どうしても覚えられないものはひたすら書いて覚える
語彙力を上げるためには、日々コツコツと覚えていくしかありません。
※語彙力を鍛える6つのコツ【翻訳家が教える「一生モノの外国語学習法」】3
4:「好き」「もっと知りたい」ジャンルを見つけて学習意欲を高め、習慣化する
人間は、嫌なことはあまり続かないもの。「好きなことを見つける」「その後、それを習慣化する」ことが、語学学習を成功させるカギに。
一般的な学習教材ではなく、スポーツや音楽、映画など趣味や興味がある分野を教材にし、
ひとまず続けてみること。そして、日常生活に組み込むと、自然と継続できるようになります。
※【ビジネスの極意】三日坊主で終わらない! 語学学習を続けるコツ
* * *
語学の習得にはポジティブな感情やマインドセットも欠かせません。「やらねば」ではなく、楽しみながら無理なくコツコツと続けていきましょう。