それでは、正解を発表します!
【クイズ1】
神社の基本的な配置に関する問題です。神社とは神様を祀る神聖な場所のことです。神社の境内にはさまざまな建物がありますが、まず、見えてくるのが神社の入り口に立つ鳥居です。鳥居をくぐると参道が続いていますが、参道の先にあるお祭りや拝礼を行う建物とは何でしょうか。
1.神楽殿
2.社務所
3.拝殿
4.祓所
正解(3)
神楽殿は神様に神楽や芸能を奉納するための舞台です。社務所はお祭りの準備や神社の事務を行い、祓所は修祓を行うところです。
【クイズ2】
以下の文章の( )に入る言葉として正しいものはどれでしょうか。
神社が出来上がる頃のご祭神は、地名や神社名に神をつけた「○○神」といった名前で、「その土地や神社に現れた神」として認識されていたようです。これらの神様は、人格的な性質より、むしろ自然を象徴する側面が強く、同時に、地域の人たちの地主神や、血縁関係にある人たちの( )的な神様でした。
1.氏神
2.産土神
3.鎮守神
4.崇敬神社
正解(1)
氏神は、もともと同じ氏族が共同で祀った祖先神または守護神のことです。産土神は人々が生まれ育った土地の守護神です。鎮守神は国や地域、寺院、王城など一定の区域・場所を守護する神のことをいいます。神社を氏神さま、産土さま(神)、鎮守さま(神)と呼ぶことがあるのは以上のことに由来します。
【クイズ3】
境内でご本殿以外に小さなお社を見かけることがあります。その神社のご祭神や神社にゆかりのある神様をお祀りしていますが、その小さなお社を何というでしょうか。
1.幣殿
2.斎館
3.お旅所
4.摂社・末社
正解(4)
境内でご本殿以外に小さなお社を見かけることがあります。これらのお社は、摂社、末社と呼ばれています。摂社も末社も一つの神社(本社)に付属する神社で、現在では特に両社を分ける明確な規定はありません。
【クイズ4】
巫女さんの説明で正しくないものを選んでください。
1.巫女さんになるには資格が必要
2. 巫女さんと神職が行うことには違いがある
3.古代においては、神様のお告げを聞き神意を伝える重要な存在だった
4.多くの神社で、白衣に緋色の袴を着けて奉仕している
正解(1)
巫女は神職とは違います。あくまで、神職を補助する立場ですので、決まった資格は要りません。現在、巫女は神社によって独自に採用されています。
いかがでしたか? 今回は比較的簡単な問題が多めでした。全問解けた方は、基礎はばっちりですね! ぜひ神社検定に挑戦してみてください。
※受検申し込み等の詳細については、下記のサイトをご覧ください。
http://www.jinjakentei.jp
※問題の出典:『第1回神社検定 問題と解説 参級』(扶桑社)、『神社のいろは 神社検定公式テキスト(1)』(扶桑社)
取材・文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)