光秀倒れる! そして愛妻煕子の死

東庵先生(演・堺正章)が陣中で倒れた光秀を診察。

I:ところで、本願寺の戦いの最中に光秀(演・長谷川博己)が倒れます。一方で丹波攻略にもかかわっているわけですから過労だったのでしょうか。

A:実際に、光秀はこの頃に病に倒れて、医師曲直瀬道三の治療を受けているようです。

I:曲直瀬道三といえば、望月東庵先生(演・堺正章)のモデルとされている人物ですよね。以前、当欄では「架空キャラの東庵先生を実在の曲直瀬道三にしておけばよかったのでは?」と指摘しましたが、ここで光秀が東庵先生の治療を受けるならやっぱり曲直瀬道三をキャスティングすれば良かったのにと思いますね。

A:(苦笑)。しかし、東庵先生は劇中では80歳前後の設定かと思われますが、走らされていましたね。「おいおい走らせて大丈夫か」と、ドキドキしました。

I:光秀の快癒を祈って煕子がお百度参りをするシーンや、光秀との夫婦の歴史を回想するシーンはジーンときました。光秀が煕子からもらった温石(おんじゃく)を大切にしていたことにはウルっときましたね。

A:このくだりには、いろいろなことが詰め込まれていました。光秀息女の岸(演・天野菜月)が見舞いにやってきますが、〈荒木の義父からお許しを得てきました〉と言っていました。いつの間にか荒木村重の嫡男村次に嫁いでいたんですね。

I:台詞の中にさりげなく挿入されてきますから、じっくり見ていないと聞き流してしまいそうでした。

A:ちょっと感心したのが  光秀が快癒した後に一瞬だけ紫色の花が映し出されたシーンです。気がつかれた方も多いかと思いますが、なんとも洒脱なシーンした。

I:桔梗といえば、明智家の家紋。死にさまよった夜が明けて、桔梗が咲く。光秀の命が復活したのを象徴しているかのようなシーンでした。

A:そのほか印象的だったのが、たま(演・芦田愛菜)が、信長から〈十兵衛に似て器量よし〉と声をかけられていたところです。

I:従来、信長からは〈この金柑頭め!〉と言われる描写が多かったのですが、〈器量よし〉ですか。まあ、光秀が主人公ですからしょうがないですね。

A:役得ってやつですね(笑)。

美濃時代から光秀を支え続けた愛妻煕子(演・木村文乃)との早すぎる悲しい別れが描かれた。

『麒麟がくる』怒涛の展開渦中に長篠の戦いが完全スルーの衝撃。そしていよいよ次週、松永久秀はどんな最期を迎えるのか?【麒麟がくる 満喫リポート】後編に続きます。

●ライターI 月刊『サライ』ライター。2020年2月号の明智光秀特集の取材を担当。猫が好き。
●編集者A 月刊『サライ』編集者。歴史作家・安部龍太郎氏の「半島をゆく」を担当。初めて通しで視聴した大河ドラマは『草燃える』(79年)。NHKオンデマンドで過去の大河ドラマを夜中に視聴するのが楽しみ。 編集を担当した『明智光秀伝 本能寺の変に至る派閥力学』(藤田達生著)も好評発売中。

構成/『サライ』歴史班 一乗谷かおり

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