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  1. オリックス・リビング社長、森川悦明氏。「グッドタイム リビング センター南」にて撮影。

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プロレス体験でストレスを受け流す!「闘う本能」を呼び起こす!!(神取忍の健康・スポーツコラム 最終回)

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。月曜日は「健康・スポーツ」をテーマに、プロレスラーの神取忍さんが執筆します。

文/神取忍(プロレスラー)

皆さんは、日常生活の中で抱えがちな精神的ストレスを、どのように解消していますか?

女子プロレス団体LLPW-Xの代表を務めている私は、選手としてリングに上がるだけではなく、団体の運営・管理もしなければならないので、デスクワークも結構多いんです。ときには夜中までパソコンで作業して、目がショボショボになることもあります。

でも、選手と団体代表の兼務にストレスを感じたことがあまりないんですよね。

一方、30~40代でバリバリ働いている女性たちは、いろいろなストレスを抱えていて、私も友人からいろいろと相談を持ちかけられることが多くなってきました。

彼女たちの悩みというのは、

会社を辞めて独立/転職すべきかどうか、とか、
新たなことにチャレンジしたいけど、年齢的にどうかな、とか
体力や肌の衰えを感じて、仕事への自信がなくなった、などなど……。

みんな先の見えない不安からやる気を失ったり、心身ともに疲れて「もういいや」とあきらめがちになってしまっていたんですよね。中には自分のストレスのやり場に困って、家族やパートナーに当たってしまっているケースさえありました。

でも、何かきっかけさえあれば、彼女たちの「気持ち」は絶対に戻ってくると思ったんです。だって、みんな人生経験が豊かで、キャリアもスキルもある人ばかりだったから。

どうしたらいいんだろうと考えたとき、思い浮かんだのが、プロレスのトレーニング体験を主体にしたイベント「女子伝説クラブ」、略して「JODEN」(ジョデン)でした。

彼女たちに実際にリングに上がってもらい、プロレスの疑似体験をしてもらったら、潜在的な闘争本能がよみがえってきて、それが自信につながるんじゃないかと思ったんですよ。

それは、これまでずっとリングに立ち続けてきた、私の確信に満ちたひらめきでした。

私は昔からギブアップするのは大嫌い!

目の前の敵に対して、自分自身で負けを認めるのは大嫌いだからね!

「JODEN」は、そんな私だからこそできる、どこの誰にも真似ができない方法だと思ってます。

先日、8月11日に開催した「JODEN」で参加者みんなとイベント終了後に記念撮影。みんなステキな笑顔をしているでしょ!

リングに上がるとテンションも上がる! 目が輝く!

プロレスでは、相手の技をキレイに受け止めながら戦います。つまり、ストレスやプレッシャーをうまく受け流すんです。

「JODEN」のコンセプトは、伝説の女子プロレスラーが“日々のストレスを上手に受け流す方法”を直接レクチャーするイベントで、3つのレッスンで構成しています(※「JODEN」は女性限定イベントです)。

1 神取直伝 ストレスの受け流し方

参加者の皆さんにプロレスの受け身をしてもらったり、リングのロープ間をロープの反動を使いながら走ってもらったりと、体を動かしながら、ストレスの受け流し方や、モチベーションを上げていく方法をレクチャーしています。

今回のJODENは「笑顔」がテーマでした。たとえ困難にぶつかっても自分にポジティブな言葉をかけ、笑顔になることで乗り越えていけるということを、みなさんにお話しました。

お話だけではなく、もちろんプロレス体験もしてもらっています。これもすごく盛りあがるんですよ!

参加者は90年代の女子プロレスブームを体験している30代、40代女性が多いだけに、リングに上がると、みんなとってもテンションが上がるんですよね。

そして、最初は喜んでいるだけなのですが、体を動かしていくうちに皆、しだいに意欲的になって、目の輝きが変わってくるんですよ。その姿を見るたびに、人間は誰もが闘争本能を持っているんだなと実感します。

そしてレッスンは

2 井上貴子選手直伝 オリジナルヨガ体験
3 遠藤美月選手直伝 トレーニング体験

と続き、リングという非日常の舞台でエクササイズ体験をしてもらいながら、ストレスをリリースしていきます。

井上貴子選手(写真中央)は、心と身体をリラックスさせてストレスを和らげるための、井上貴子オリジナルヨガを行ないました。

遠藤美月選手(写真中央)は、プロレスを始める際に最初に学ぶファイティングポーズの取り方をレクチャーし、筋トレなども行ないました。

所用時間は、全部通してだいたい2時間30分。終了時には、皆さんスッキリしたいい顔になって、和気あいあいで解散となります。

「JODEN」はこれまで6回開いているのですが、おかげさまで毎回好評をいただいています。ご興味のある女性は、この機会に参加してみませんか? 投げ飛ばしたり、殴ったりしないのでご安心を(笑)。
次回は9月22日を予定しています。

眠っていた闘争本能は、体を動かすことでよみがえる

6月にスタートしました連載もいよいよこれで最終回。これまでお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!

毎回、私の健康法やトレーニング法などを紹介してきましたが、私が皆さんにいちばんお伝えしたいのは、体を動かすことの重要性なんですよね。

体を動かすことで体中に血が巡り、体だけでなく心も健やかに動き始める。そして、それと同時に、動物としての「生きるための闘争本能」がよみがえるんです。それは、前回ご紹介した「いじめ撲滅」イベントにおいてもしかり、「JODEN」においてもしかり。

このコラムの冒頭で、私はあまりストレスを感じたことがないと言いましたが、それは常に体を動かしているために闘争本能が全開で、自分の命を守るために、ストレスの発散や気持ちの切り替えが自然にできているからだと思うんだよね。

体を動かすということは、試合やトレーニングだけじゃありません。マッサージや銭湯に行ったり、大好物のスイカを食べたりと、心の赴くまま、本能のままに行動をしていることにも意味があるんだと思います。

プロレスラーの私がこう言うと、「私には闘争本能なんてありません」と言う人もきっといらっしゃるでしょう。でも、太古、狩りをすることで食物を獲得し、命をつないできたヒトのDNAには、戦う本能がしっかり刻み込まれていると思うんだよね。

戦いはリングの上だけではなく、誰もが日々の日常において、自分自身や仕事や対人関係で戦っているんですよ。

だから、神取からの最後のメッセージはこれです。

体を動かして闘争本能を呼び起こし、何事にも打ち負けないでください!

文/神取忍(かんどり・しのぶ)
神奈川県生まれ。プロレスラー。1983年から全日本選抜柔道体重別選手権(66kg級)3連覇。1986年女子プロレスデビュー、現在は総合格闘技にも挑戦中。女子プロレス団体LLPW-X代表。

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