写真・文/矢崎海里

今の季節の鰆は、脂がのってとてもおいしいとされています。
くせがなく食べやすい白身魚で、新鮮なものは生でも味わえるほか、焼き物や煮付け、揚げ物など幅広い調理法で楽しめる魚です。
また、鰆は成長に合わせて呼び名が変わることでも知られ、小ぶりのものは“さごし”と呼ばれています。
今回はそんな旬の鰆を使った減塩レシピをご紹介していきます。
鰆の山椒ごま味噌焼き

【材料】(1人分)
鰆 1切れ
★味噌 大さじ1/2
★みりん 小さじ1
★白すりごま 小さじ1
★粉山椒 適量
大葉 1枚
【作り方】
1.★の調味料を混ぜておく。
2.鰆は水気をペーパーでふき取り、ポリ袋に入れて1を揉み込み、冷蔵庫で半日以上漬ける。

3.魚焼きグリルで焼き目がつくまで焼き、大葉を添えたら完成。
漬けて焼くだけのシンプルなレシピです。
定番の味噌漬けに、山椒とごまの風味をプラス。
時間を置くことで、少量の調味料でもしっかり味が入り、ご飯が進む味付けになります。
鰆には良質なたんぱく質が多く含まれており、切り身100gで約20gのたんぱく質を補えます。
同じ白身魚のたらよりたんぱく質量が多く、ほどよく脂がのっているためコクがあり、食べやすいのが特徴です。
また、青魚に多い不飽和脂肪酸であるDHAやEPAも含まれており、血中脂質のバランスを整えるはたらきがあります。
食塩相当量:1.3g
鰆の竜田揚げおろしポン酢

【材料】(1人分)
鰆 1切れ
★酒 大さじ1
★おろし生姜 小さじ1
片栗粉 大さじ1
揚げ油 適量
大根 50g
ポン酢しょうゆ 小さじ2
青ねぎ(小口切り) 適量
【作り方】
1.鰆は一口大に切り、ポリ袋に入れる。★の調味料を入れて揉み込み、10分置く。

2.大根はすりおろして水気を切り、ポン酢しょうゆと混ぜる。

3.1に片栗粉をまぶす。鍋に1cm油を注いで熱し、返しながら火が通るまで揚げる。

4.3に2のおろしポン酢をのせ、青ねぎを散らして完成。
たっぷりの大根おろしでさっぱりと食べられるレシピです。
鰆は柔らかい身が特徴なので、多めの片栗粉で揚げることで、外はザクザク、中はふわっとした食感が楽しめます。
鰆にはビタミンDも含まれています。
ビタミンDは骨や歯の健康維持に関わり、カルシウムの吸収を助ける栄養素です。
脂溶性ビタミンのためあぶらに溶けやすく、今回のような揚げ物調理や、炒め物・マヨネーズなどの油脂と組み合わせることで吸収率アップが期待できます。
食塩相当量:1.1g
* * *
旬の鰆は、調理法によってさまざまなおいしさが楽しめる食材です。
シンプルな味付けでもおいしさが引き立つので、季節の恵みをぜひ味わってみてください。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。











