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【夕刊サライ/山本昌】サッカー界のレジェンド・三浦知良選手との共通点(山本昌の健康・スポーツコラム 第11回)

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。月曜日は「健康・スポーツ」をテーマに、野球解説者の山本昌さんが執筆します。

文/山本昌(野球解説者)

夕刊サライ連載も11回目を迎えました。野球解説者の山本昌です。

あっという間に5月も中旬、ゴールデンウィークの余韻も薄れてきたころでしょうか。そろそろ梅雨の時期がやってきますね。

さて、前回は僕がお世話になった監督とのエピソードをご紹介しました。今回は野球だけではなく、各競技の世界で「レジェンド」と呼ばれる皆さんとの交流についてお話しします。

■レジェンドとは誰からも好かれるカリスマ的存在!

僕は「プロ野球界のレジェンド」といわれているのですが、実はそう呼ばれることに恐縮しているんです。なぜかというと、僕が思う「レジェンド」とは世界を舞台に活躍をして、実績も認知度も兼ね備えている人のことを表する言葉だと思っているからです。また、誰からも好かれるキャラクターを持っていて、いわゆるカリスマ性を兼ね備えていることも大切だと思っています。

元々「レジェンド」というのはスキージャンプ選手の葛西紀明さんが2014年のソチオリンピック・ラージヒル個人で銀メダルを獲得し、帰国した空港でそう呼ばれていたと記憶しています。その年の末、「レジェンド」が新語・流行語大賞のトップテンに選ばれました。

ありがたいことに、葛西さん、プロゴルファーの青木功さんと一緒に僕も表彰式に出席をさせていただきました。当時、うれしさとともに身に余る称号をいただいたなと感じていました。

同じアスリート界にはまさに「レジェンド」の称号にふさわしい選手がたくさんいます。

メジャーで活躍してきたイチロー選手、霊長類最強と表される吉田沙保里選手、サッカー界の生きる伝説・三浦知良選手、競馬界天才ジョッキー・武豊さん……。名前を挙げればきりがないですが、皆さんそれぞれの分野で頂点を極めるすばらしいアスリートです。

さらにすばらしいのは、皆さんの、日頃からの競技に取り組む姿勢です。ストイックに取り組む行動はその発言にも表れていると思いますし、言動のすべてが彼ら/彼女たちを取り巻くオーラを生み出しているのかもしれません。三浦選手、吉田選手、武豊さんとは親交があり、お互いにいい刺激を与える存在といっても過言ではありません。

■モチベーションは常に高く保ち続けるもの

先に名前を挙げたサッカー界のレジェンド・三浦知良さんとの初めての出会いは1990年代後半、以前このコラムでもご紹介しました(第6回)ワールドウイングでのトレーニングでした。年齢は彼のほうが2歳年下なのですが落ち着いていて丁寧、礼儀正しいというのが第一印象でした。折に触れて交流を重ねてきましたが、今年の2月も宮崎県の日南キャンプ地に激励に行ってきました。

実は僕はサッカー観戦がとても好きなので、彼のプレーもよく見ていました。そんな彼とは何かと共通点が多いなと感じることがあります。

今年の2月6日に横浜FCのキャンプ地である日南を激励訪問したときのツーショット。キング・カズは“レジェンド”のオーラに包まれていました。

以前、彼の特集番組にゲストとして出演させてもらったことがあるのですが、その時に“モチベーションの重要性”という話題になりました。彼は

「モチベーションを上げるとかないです。いつもあるので。今日はモチベーションが上がらないとか言っている若い選手がいたら、やめたら?って(笑)。そういう気持ちでグランドに立たなくていいと思う。同じモチベーションで高くやらないと」

といったことを話していました。

僕もまったく同感です。モチベーションは上がったり下がったりするものではなく、常に高く保ち続けるものだと思います。そういった点でも思考が似ているのかなと感じました。

彼も今年で51歳ですが、現役でフィールドを走り続けるその姿はたくさんの後輩たちのいいお手本、目標になることは間違いないですし、サッカー界だけではなくすべてのアスリートのお手本といえるかもしれません。

レジェンドと表されるありがたさの半面、それに恥じない行動や発言が求められているとも僕は感じています。講演やテレビなどでお話させていただくことも多いので、「レジェンドと言われるだけあるな」と思ってもらえるよう、これからも日々精進していきます!

文/山本昌(やまもと・まさ)
昭和40年、神奈川県生まれ。野球解説者。32年間、中日ドラゴンズの投手として活躍し、平成27年に引退。近著に『山本昌という生き方』(小学館刊)。

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