仕事、家族、人間関係など、私たちは暮らしの中で知らぬ間にストレスを受けてしまうことも多いもの。ストレスのシグナルに気づかないと、私たちの心身にはさまざまなつらい症状が現れるのはご存じのとおり。無理を重ねると、うつ病などを発症することもあるので、軽くみてはいけません。
今回は、これまで『サライ.jp』でお伝えしてきたストレスに関する記事をご紹介します。自身がストレスにさらされていないか、見つめ直してみてはいかがでしょう。
1:自律神経の名医も実践する、ストレスフリー習慣とは?
ストレスは、自律神経の乱れに影響すると言われています。自律神経の第一人者である小林弘幸医師ですら、美しいものを美しいと思えなくなっていた時期があったとか。その時に行ったのは、意識的にあらゆるものを見つめて美しいと思ったものをスマホで撮影してSNSで公開したそう。自分の感じたことを整理することで自律神経は整います。
※自律神経の名医が教える「精神的なストレス」を解消する方法【5人の名医が実践する「ほどほど」健康術】
2:人間関係のストレスは、人間関係によって癒されるという不思議
日本の児童精神科医学のパイオニア・佐々木正美医師は、苦手な人と出会ったときのために、複数の違った人間関係を営んでおくことがとても大切と言います。
たしかに、上司や取引先との人間関係で悩んだら、家族や友人に愚痴を言うと、その悩みが解消されなくても心が癒された、という経験がある人も多いのではないでしょうか。
※人間関係のストレスは、人間関係によって癒されます【児童精神科医・佐々木正美さんの言葉】
3:ストレスで副交感神経が低下すると、便秘にもなる!
男女問わず、年齢を重ねると共に便秘に悩むようになるのは副交感神経の低下が主な原因ですが、ストレスも関わっているそう。たかが便秘と思いがちですが、実は便秘が改善されると、冷え性が改善されたり、頭痛がしなくなったり、あるいは活力が湧いてくるようになるというからあなどれません。
腸内環境の乱れを整え、便秘を解消するカギは、「オリーブオイル」と「朝の目覚めのコップ1杯の水」です。手軽なので、ぜひ習慣にしてみてください。
※原因はストレス!? 便秘になることが増えてきた人の処方箋【不摂生でも病気にならない人の習慣】
4:寝る前のお手軽ヨガで、体も心の緊張もほどけます
ストレスで不眠に陥っている人におすすめなのが、「寝落ちヨガ」です。
胸を開いて呼吸を深めることで、カラダの血流がよくなり、脳までスッキリし、心に抱えたモヤモヤやイライラ、焦り、不安といったネガティブな感情が自然に消えていきますよ。寝る前に、ベッドや布団の上でできる手軽さなので、毎日の習慣に。快眠できるうえ、ウツウツとした気分からも抜け出しやすくなるでしょう。
※胸を開いて呼吸を深めストレスを解消する【寝る前10分の寝落ちヨガ】
5:青森男性・鳥取女性にストレスが少ない理由とは?
「ストレスオフ県ランキング」で、男性第1位は「青森県」、女性は「鳥取県」が2年連続3度目の第1位という結果が出ました。当時はコロナ禍で、外出もままならず、不自由さを感じて、多くの人がストレスを抱えていたことは記憶に新しいですよね。
青森男性・鳥取女性ともに共通するリラックス方法は「温泉」だとか。日常に温泉がある地域はストレスが溜まりにくいのかもしれません。また、注目すべきが東京都。男性はリモートワークで通勤ストレスが解消された一方、女性はパートナーが家にいることでストレスが多くなったようです。
※青森県の男性と鳥取県の女性が、ストレスがない都道府県ランキング1位の理由
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ストレスは上手に付き合えば、気力や自信を高めるというメリットもあります。とはいえ、無理をして心身が悲鳴を上げてしまったら元も子もありません。ポジティブな視点を持ちつつも、何より自分を大切にすることを優先しましょう。
文/編集部