【ひと皿の歳時記~第85回】
富山「海老亭別館」の「ほたるいかの沖漬け」
ほたるいかの季節は、4月5月ですが、旬を過ぎても楽しめるのが、「沖漬け」です。
漁師が獲ったばかりのほたるいかをすぐに船上で漬けこむところから「沖漬け」の名がついたと言います。
富山の料理屋でも必ず献立に載りますが、なかなか秀逸な「沖漬け」に巡り合えません。
「海老亭別館」の「沖漬け」は船に乗り込んで、漁師と一緒に漬けこんだ「沖漬け」だそうです。ほたるいかの食感が活きていて、調味の加減も精妙、口中でじわじわと旨味が広がってゆく出色の出来です。
主人兼料理長の村さんは、徳島の名料亭「青柳」で修業した本格派、お造りもお椀も、どの料理にも品格があります。富山で第一にお薦めしたい料理屋です。
店舗情報
店名 | 海老亭別館 |
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住所 | 富山県富山市桜木町9-21 |
TEL | 076-432-3181 |
営業時間 | 17:30~20:00(L.O. 21:00) |
定休日 | 日曜日・月曜祝日(前日、日曜は営業)年末年始 |
URL | http://www.ikiikitei.com/ |