パフェがおいしく美しく、進化を遂げている。旬のフルーツ、コク深い生クリームにアイスクリーム。
子どもの頃に味わった懐かしい高揚感を、小さなグラスの中に探しに行きたい。

果実のおいしさを存分に楽しむ
引き算の美学から生まれたご馳走パフェ

愛媛県産“甘平(かんぺい)”みかんパフェ
ポンカンを交配した限定種。弾ける甘さの果肉にクリームチーズ×バニラのジェラートが好相性。2640円(※)。

福岡市内きっての瀟洒な住宅街・浄水通の程近くに、常に客足の絶えないフルーツパフェの名店がある。

調理を担当するACO(アコ)さんは、父が百貨店を顧客にもつ青果卸を営んでいて、上質なフルーツの旬を食べて育った。ネイリストとして活躍後、果物の知識と味覚の蓄積を基にこの店を開く。

岡山県産“晴王”シャインマスカットパフェ
糖度18度超えの溢れる甘みと芳醇な香りを、ローストピスタチオのジェラートが引き立てる。3520円(※)。

果物は父の店から仕入れる最上級品。盛り付けは端麗だが、その構成は果実、生クリーム、ジェラートと潔くシンプルだ。

「“果物を食べた”という食後感にしたい。フルーツそれぞれの風味と食味を生かすよう、切り方ひとつから気を付けています」とACOさん。

時季や仕入れによってメニューは毎日変わり、苺だけでも10種の品種が揃うことも。酸味が強めな苺にはナッツ系を合わせるなど、果実の味わいごとにジェラートの組み合わせを変える。生クリームも軽やかでフルーツ本来の味わいを邪魔しない。果物愛に溢れたパフェなのだ。

奈良県産“コットンベリー”白苺パフェ
香り高い甘さと程よい酸味が特徴の希少な新品種を贅沢に使用。ホワイトチョコレートのジェラートを添えて。4620円(※)。
「店頭でフルーツも買えます!」パフェデザイナーのACOさん。

PRINCE of the FRUIT

福岡市中央区薬院4-18-17 レイナビル1階
電話:092・753・9600
営業時間:月曜〜金曜11時〜16時30分、土曜・日曜10時〜17時30分
定休日:不定、Instagram(@dksp_design)にて確認を 20席。
交通:福岡市営地下鉄七隈線の薬院大通駅より徒歩約6分

取材・文/宮内 健 撮影/伊藤菜々子 
※メニューと価格は時季により変動。

サライ2025年5月号大特集は『すべては上野から始まった サライの「東京」』

 

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