写真・文/矢崎海里
スーパーではむきえびのほか、殻付きのえびも販売されています。
殻付きのまま食べることもでき、ガーリックシュリンプや炒め物、から揚げなどさまざまな料理に活用されます。
最近では食べやすく柔らかい殻のえびも流通していますね。
今回はえびの殻を無駄にせず、生ゴミを増やさないおすすめレシピをご紹介します。
えびのパン粉焼き
【材料】(2人分)
バナメイえび(殻付き) 12尾
乾燥パン粉 大さじ2
粉チーズ 大さじ1/2
パセリ(みじん切り) 適量
マヨネーズ 小さじ2
【作り方】
1.えびは片栗粉、酒(各適量・分量外)を揉み込み、流水で濁らなくなるまで洗う。
2.背中側に包丁を入れて開き、背わたを取り除く。
3.マヨネーズを塗り、パン粉、粉チーズ、パセリを混ぜたものをのせる。オーブントースターでえびに火が通るまで5分ほど焼く。
えびの殻ごとトースターで調理する簡単レシピです。
えびが少し余ったときや、おつまみが足りないときにおすすめです。
お好みでハーブやにんにくをプラスしてもおいしく食べられます。
えびの殻にはキチンという動物性の食物繊維が含まれています。
免疫機能に関与するほか、コレステロールの吸収を和らげる効果があるのも特徴です。
現在は医薬品や化粧品、食品など幅広く活用されています。
エネルギー:143kcal
食塩相当量:0.7g
えびのアーリオオーリオスパゲティ
【材料】(2人分)
バナメイえび(殻付き) 12尾
オリーブオイル 大さじ4
にんにく 1かけ
かいわれ大根 1パック
塩 適量
スパゲティ 200g
【作り方】
1.えびは片栗粉、酒(各適量・分量外)を揉み込み、流水で濁らなくなるまで洗い、殻を剥く。続いて、背わたを取る。
2.にんにくは薄切りにする。かいわれ大根は食べやすい長さに切る。
3.フライパンにオリーブオイル、えびの殻を入れ、弱火で10分ほど揚げ焼きにする。
4.えびの殻がカリッとなったら取り出し、にんにく、えびを加え、えびの色が変わるまで炒める。
5.スパゲティを規定分数塩茹でする。
6.茹で汁大さじ1とかいわれ大根を加え、ソースがとろっとするまでかき混ぜる。
7.茹で上がったスパゲティを加え、塩で味を調えて完成。
えびの殻が口に残るのが苦手という方は、殻の風味のみを活用した調理法もあります。
殻を外したえびも、オイルでじっくり煮出すことでえびオイルに。
えびの香りがしっかりオイルに移り、よりえびの味を感じる一品になります。
揚げたえびの殻はそのままおつまみとして食べられるので、捨てずに最後まで無駄なく利用可能です。
えびオイルはサラダ油やごま油、いろいろな油で作れます。
有頭えびを使用するとさらに濃厚に。パスタ以外にもチャーハンや炒め物、麺類などに加えるのがおすすめです。
エネルギー:639kcal
食塩相当量:2.5g
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えびの殻はほかにも水と一緒に煮だしてえび出汁や、えびせん、えび塩などさまざまな活用方法があります。
栄養も摂れるので、捨てずにおいしく味わいましょう。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。