世界最高峰の食の都・京都。表通りでなく、一歩足を踏み入れた路地裏に、地元の人が通う小体で旨い店はある。その中でも、とりわけ新しくて、あまり知られていない食事処を選りすぐった。

最新美味処「京都は小体な店ほど面白い」

おまかせも一品も味わえる 客に寄り添う気さくな和食店

而今 平たて(中京区 少将井 御旅町)

松茸と白ぐじの酒蒸し(2人前)6000円。ほうれん草、三葉 、白葱、糸柚子、柚子オイルをかけて。日本酒(1合)1000円~。

今年4月の開業から半年余りの短期間で、すでに地元で評判となっているのが、『而今(じこん) 平(ひら)たて』である。安定感のある和食から、独自性を加えた新感覚の和食まで、さまざまな料理を一品ずつ注文できるのも、その理由のひとつ。

店主の平舘亮祐さん(38歳)は、正統派の料理屋『西陣魚新』など和食店で修業を積んだのち、先斗町『余志屋別館』で料理長を務めた気鋭の料理人。気軽に来店でき、しっかりした和食を食べられる店を開きたかったという。

「修業中に身に付けた和食を基本に、これまでなかった工夫を加えていきたい。市場でお会いする先輩料理人さんからの助言も、新たな発想につながります」

渡り蟹の身には食感のあるきくらげを和え、菊花のジュレをかける、秋鯖のきずしにはシャインマスカットを添えるといった具合だ。

「渡り蟹ときくらげ 菊花のジュレ」2800円。カニ身ときくらげにとろりとしたジュレが合う。イクラや胡瓜も味を引き締める。
秋鯖のきずし(締め鯖)とシャインマスカット1800円。ピリッとした辛味大根と酢のジュレがソースになっている。

この店の評判をさらに上げているのがおまかせと一品料理を自在に組み合わせる対応。カウンターに座るとまずは、平舘さんおすすめの季節の料理が2〜3品。その後は品書きから好きなものを選んでもいいし、引き続き店のおすすめを味わってもいいというもの。

「暑いときは冷たいものを、寒い日には温かなものを。まずはその時季に食べていただきたい旬の味を、様子を見てお出しします」と平舘さん。客の要望で、ひとりなら分量少なめに、ふたりなら2個盛りと躊躇なく応えてくれる。

接客担当の前田真空さんの京料理店仕込みの気遣いあるもてなしも、この店にまた足を運びたくなる理由だろう。

穏やかで明るい接客も評判の店主・平舘亮祐さん。「カウンターでお客様の顔を見て料理を出せるのが何より嬉しい」

而今 平たて

京都市中京区少将井御旅町352-1
電話:075・221・2288
営業時間:15時~22時
定休日:月曜
交通:地下鉄烏丸線丸太町駅より徒歩約3分

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取材・文/中井シノブ 撮影/高嶋克郎
※この記事は『サライ』2022年10月号より転載しました。

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