別荘を改装した店内で絶品ローストビーフを堪能

オーブンでじっくりと焼き上げた黒毛和牛ロースのローストビーフは旨味がありながらあっさりとした後味。好みでグレイビーソースかガーリック醤油、塩でいただく。

冷製ローストビーフが主流だった昭和の頃。当時、仕事でイギリス人の宴席に列した際、コースのメイン料理として温かいローストビーフに出会って感銘を受けたという創業者が、別荘地、鎌倉山に一念発起して開いた『ローストビーフの店 鎌倉山』。

創業以来、A5ランクの黒毛和牛のロース肉、またはフィレ肉のみを使用し、コースで提供。200 ℃のオーブンで焼き、庫内で時間をかけて蒸らすようにして火入れする製法のローストビーフは、和牛の持つ繊細な旨味が最大限に生かされており、上品な香り、味、食感ともに忘れ難い逸品である。

焼き加減の好みは伝えられるが、やはり肉の甘みが最大限に引き出されるのは、火を入れ過ぎないミディアムレアだろう。

ローストする際に出る肉汁も加えた、特製のグレイビーソースとホースラディッシュとともに食せば、味わいに深みが増す。

1000坪ある敷地内に立つ旧家のサロン風の店内では、時を忘れてくつろぐことができる。

実業家の別荘だった建物を改装。サロン風の広々とした店内には特注の象嵌テーブルが並ぶ。デザートは趣向を変えて中庭で。

●ローストビーフの店 鎌倉山

鎌倉市鎌倉山3-11-1
電話:0467・31・5454
営業時間:ランチ11時30分~15時30分(最終注文14時)、ディナー17時30分~22時(最終注文20時)
定休日:元旦(12月31日はランチのみ)
65席。要予約。
交通:JR鎌倉駅よりタクシーで約20分
ランチ7700円~、ディナー1万4300円~(別途サービス料12%)。

『サライ』1月号の大特集は「いざ、鎌倉へ」。2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主人公である北条義時を中心に、
同作品で描かれる歴史物語や名刹をめぐります。
また、山の幸や海の幸を活かした料理や、
話題の中華などが堪能できる美味処を紹介します。

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※この記事は『サライ』本誌2022年1月号より転載しました。

 

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