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横山大観と日本画の錚々たる巨匠の作品を一堂に【日本画家のつながり 横山大観をめぐる人物相関図】

取材・文/池田充枝

近代の日本画家たちは、画塾だけでなく、美術学校などでも多くの画家と親交を深めています。また、美術団体を結成して同じ目標に向かって熱心に研究を行うほか、政府主催の美術展覧会などに集まった様々な芸術観をもった画家たちと、作品を通じてお互いを高め合っていました。

明治・大正・昭和の三代にわたって日本画壇を牽引した横山大観(1868-1958)は、ともに東京美術学校で学び、日本美術院(院展)を創立した盟友・菱田春草をはじめ、大観亡き後の院展を支えた安田靫彦や小林古径、大観の好敵手とされる竹内栖鳳、大観と三人展を開いた川合玉堂と川端龍子など、日本画の巨匠とのつながりをあげれば枚挙にいとまがありません。

横山大観《夜桜》昭和22年(1947)足立美術館蔵

横山大観《夜桜》昭和22年(1947)足立美術館蔵

小林古径《阿新丸》明治40年(1907)足立美術館蔵

小林古径《阿新丸》明治40年(1907)足立美術館蔵

竹内栖鳳《五月晴》昭和9年(1934)足立美術館蔵

竹内栖鳳《五月晴》昭和9年(1934)足立美術館蔵

横山大観と日本画の錚々たる巨匠の作品を一堂に会し、そのつながりを紐解く展覧会が開かれています。(5月31日まで)

本展では、大観からつながる日本画の巨匠17名による名品35点を展示するほか、大観をめぐる人物相関図を掲げて、近代日本画壇の広がりを一望します。

川合玉堂《夕月夜》大正2年(1913)足立美術館蔵

川合玉堂《夕月夜》大正2年(1913)足立美術館蔵

川端龍子《創夜》昭和9年(1934)足立美術館蔵

川端龍子《創夜》昭和9年(1934)足立美術館蔵

本展の見どころを、足立美術館の学芸部、山根布由実さんにうかがいました。

「横山大観の盟友として、菱田春草の名がよく挙がりますが、どんな交流があったのか知る人は多くないかもしれません。明治22年、大観は東京美術学校に第一期生として入学しました。第二期生の春草とは、同校卒業後に従事した模写事業で仲良くなり、行動を共にするようになります。

横山大観《蓬萊山》昭和23年(1948)足立美術館蔵

横山大観《蓬萊山》昭和23年(1948)足立美術館蔵

菱田春草《紫陽花》明治35年(1902)足立美術館蔵

菱田春草《紫陽花》明治35年(1902)足立美術館蔵

熱血漢の大観と、冷静寡黙な春草という正反対な二人でしたが、互いの才能を認め、尊敬し合ったことで、結束を固くしていきました。その後、明治31年に日本美術院創立に加わった大観と春草は、新しい時代に合った日本画の創造を目指して没線描法の研究に取り組みます。

墨による線を排除し、色彩の濃淡で空気や光線を表現しようとするこの描法は、当時「朦朧体」と呼ばれて悪評を受けましたが、アメリカとイギリスで開いた展覧会では好評を得たといいます。帰国後の明治38年に大観と春草が連名で発表した論文『絵画について』では、自分たちの研究は間違っていなかったとし、今後の研究について意欲を示しています。大観と春草は同じ理想を掲げながら常に行動を共にし、明治後期を駆け抜けた盟友なのです。

本展では、こうした大観からつながる画家たちの名品を、人物相関図とともにご紹介します。人物相関図を通して大観との関係、そして人物像を知ることで、より深く作品を鑑賞することができるのではないでしょうか。大観を中心とする巨匠たちの名品をごゆっくりとお楽しみください」

近代日本画の巨匠の作品が一堂に会す贅沢な展覧会です。会場でじっくりご堪能ください。

【開催要項】
日本画家のつながり 横山大観をめぐる人物相関図
会期:2019年3月1日(金)~5月31日(金)
会場:足立美術館
住所:島根県安来市古川町320
電話:0854・28・7111
http://www.adachi-museum.or.jp
開館時間:9時から17時、4月1日からは17時30分まで
休館日:年中無休

取材・文/池田充枝

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