新着記事

第82回人形町らくだ亭[1月29日開催]志ん生に捧ぐ孫弟子競演会! ミゼットにブルーバード ミゼットにブルーバードに小松崎茂の原画も!|松戸郊外でみつけた懐かしヴィークルのワンダーランド『昭和の杜博物館』 東・西日本で異なる“おにぎり事情”|日本人なら皆んな知っている「おにぎり」ってどんな形? 東・西で形が違う?|日本人なら知っておきたい“おにぎり”の話 常備したい冬の定番「味の浜藤」のおでんセット【サライのお取り寄せ】 オタワからキングストンまでを結ぶ202kmの運河 カナダ最大のアツモリソウ群生地と世界遺産リドー運河の終着地・首都オタワ 【カナダ・オンタリオ州の旅3】 顎関節症はこうして改善!|原因と予防・対策 スマホの使いすぎ、ストレス過多は要注意!|顎関節症の原因と対策 トヨタ センチュリー|匠の技が磨き上げた美と品格をまとう国産車【石川真禧照の名車を利く】 マカオ往復航空券が当たる!Twitterキャンペーンのお知らせ マジック 街を歩けばカフェに当たる!? コーヒーの街メルボルンで極上の一杯を堪能。 マカオ美味紀行|東西文明の出合いが生んだ比類なき味覚を旅する[PR]

サライ本誌最新号

ピックアップ記事

  1. 徳川園/名古屋市

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

全国の美味がお取り寄せいただけます

催し物

キュビスムの巨匠ブラック晩年の絢爛たる作品群を見る《ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容―メタモルフォーシス》

取材・文/池田充枝

フランスの画家ジョルジュ・ブラック(1882-1963)は、20世紀初頭、キュビスムの創始者としてピカソとともに絵画に革新をもたらした重要な画家です。

キュビスムは、ルネサンス以来の西洋絵画の伝統である遠近法や明暗法を用いて現実を描写するという手法をとらず、対象物の立体的な全容を複数の角度で平面上に表現する「分割」と「再構築」という手法を取り入れました。

そんなキュビスムの創始者ブラックが晩年に取り組んだのが「メタモルフォーシス」シリーズです。このシリーズは、ブラックが1961年から63年に制作した一連の平面と立体作品の総称であり、個々のモチーフが素材や技法を変えながら立体作品へ、装飾芸術へと「変容」する作品群です。

ジョルジュ・ブラック ≪青い鳥、ピカソへのオマージュ≫ 1963年 グワッシュ、紙
サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵 Archives Armand Israël

このブラックのメタモルフォーシス・シリーズの全容を日本で初めて本格的に紹介する展覧会ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容―メタモルフォーシス》が、東京のパナソニック 汐留ミュージアムで開かれています(~2018年6月24日まで)。

本展では、絵画から彫刻に始まり、ジュエリー、陶磁器、ステンド・グラスなどの装飾芸術に至るさまざまな形態の作品、画家ブラックの変遷を辿るための貴重な絵画作品が展示されています。

ジョルジュ・ブラック ≪ペルセポネ≫ 陶器
サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵 Archives Armand Israël

ジョルジュ・ブラック ≪トリプトレモス≫ ブローチ 金、ルビー サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵 Archives Armand Israël

本展の見どころを、パナソニック 汐留ミュージアムの学芸員、宮内真理子さんにうかがいました。

「ジョルジュ・ブラックの晩年の境地「メタモルフォーシス」シリーズを日本で初めて本格的に展示する展覧会です。これまで日本ではほとんど紹介されてこなかった、ブラックが晩年に取り組んだ一連の作品群がまとまった形で来日します。絵画を含めておよそ100点が一堂に会します。

ブラックの立体への挑戦を、煌びやかなジュエリーや華麗なアメシスト彫刻などを通して紹介します。手に触れられる立体物に惹かれ、また素材としての貴石や貴金属に魅了されていたといわれるブラック。そのジュエリー作品に加え、ガラス彫刻、陶器、タピストリー、ステンド・グラスの他、様々な形態に変化した作品をご覧いただけます。

ジョルジュ・ブラック ≪グラウコス≫ ブロンズ、アメシスト 
サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵 Archives Armand Israël

また、キュビスム時代の油彩を含む絵画、グワッシュ(ゴムや蜜などで溶解した絵の具で描く水彩画)、版画など平面作品も出品します。貴重なブラックのキュビスム絵画《静物》が出品されるほか、初期のグワッシュ画《モンソー公園》、そして絶筆といわれる《青い鳥、ピカソへのオマージュ》も登場します」

キュビスムの巨匠が到達した「変容」の境地は美麗そのもの。ぜひ間近でご鑑賞ください。

【開催要項】
ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容―メタモルフォーシス
会期:2018年4月28日(土)~6月24日(日)
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4階
電話番号:03・5777・8600(ハローダイヤル)
http://panasonic.co.jp/es/museum
開館時間:10時より18時まで(入館は17時30分まで)
休館日:水曜

取材・文/池田充枝

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 「春日若宮御祭礼絵巻 上巻」 春日大社蔵 奈良の歳末を彩るおん祭【特別陳列 おん祭と春日信仰の美術―特集 …
  2. 岡田三郎助《ダイヤモンドの女》1908(明治41)年 福富太郎コレクション資料室蔵 新しい美人像を生み出した画家、岡田三郎助【モダン美人誕生-岡田三…
  3. 中之町出土資料 京都市蔵 日本陶磁史のターニングポイント、桃山時代のやきものをめぐる展覧会…
  4. 山口蓬春《新宮殿杉戸楓4分の1下絵》 山﨑種二と皇室ゆかりの美術【特別展 皇室ゆかりの美術 ―宮殿を彩…
  5. 重要文化財 「釈迦如来坐像」 行快作 鎌倉時代・13世紀 京都・大報恩寺蔵 京都市内に残った貴重な鎌倉彫刻がズラリ【京都 大報恩寺 快慶・定…
PAGE TOP