文/編集部
ともに戦前に報道写真家として出発した林忠彦(はやし・ただひこ、1918~1990)と土門拳(どもん・けん、1909~1990)。戦後は多くの雑誌に連載をもち、人々の記憶に留まる不朽の名作を数多く残しました。
そんな2人の偉大な写真家の作品を集めた写真展《昭和の目撃者 林忠彦vs土門拳》が、山形県酒田市の土門拳記念館で開催されています(~2018年7月17日まで)。
本展は、戦時体制下、そして敗戦の混乱期から力強く立ち上がっていく日本人の姿を活写した2人の写真家の足跡を、対決風に辿るというユニークなもの。昭和の歩みと、昭和を代表する顔、そして各々の個性が溢れる風景写真。カラー34点、モノクロ130点を展示。
2人の代表作とともに、お互いが同じ被写体をどう捉えたかの比較も見られる、大変興味深い展覧会です。
【開催概要】
特別展「昭和の目撃者 林忠彦vs土門拳」
林忠彦 生誕100年
会期:2018年4月19日(木)~7月17日(火)
会場:土門拳記念館
住所:山形県酒田市飯森山2-13 飯森山公園内
電話番号:0234・31・0028
http://www.domonken-kinenkan.jp/
開館時間:9時から17時まで(入館は16時30分まで)
休館日:会期中無休